いろいろリセットしたいのです

 2018-06-06
2週間ほど留守にして病院で過ごし、先週の土曜日に退院しました。
急に悪くなったというのではなく、以前から今までと少し違う症状が出ていたので一度入院しての検査を勧められていたのです。いつも「いや~、今は忙しいので…」と逃げていましたが、この前の調子の悪い時につい「仕事が一段落する日程で…」と返事をしてしまったのでした。

先に外来でいつもの治療をしてからの入院だったので治療は無く、たくさんの検査の合間にリハビリもして、放送大学の課題もやって、一度は週末に仕事のために外泊もして、忙しく過ごしていました。途中で急に具合が悪くなったりしましたが、規則正しい生活とリハビリの成果で少し元気になって無事に帰ってきました。

調べた結果については病棟の先生から説明はあったものの、改めて普段から診てもらっている先生から来週お話しを聞くことになっています。細かい分類上の診断名が変わり、前より少し症例の多いものに昇格?しましたが大筋変わりなさそうです。

家に戻ってからは、また少しずつヴァイオリンの練習を始めています。肩や左手の調子はリハビリで少し良くなったけれど、病院では家にいる時よりも使わないので総合的には退化したような?でもそれよりも、ここ1ヶ月まともにヴァイオリンの練習を出来なかったことが大きいです。久しぶりに弾いてみたら音もわたし自身も変な感じがしました。

せっかく間があいたのでいろいろとリセットしようと試みています。今まで調子が悪いまま無理に弾いていたので、色々なところに余計な力が入ってしまい、それが肩が脱臼する方向に働いていたかもしれません。前よりも関節の位置を維持する力が入るように思うので、その位置関係のまま弾こうとして、かえってなんとなく怪しげな動きになっています(笑)。

全然回復しなくなったらその状態で弾くことを考えなければならないけれど、調子が良さそうな時になるべく元の状態に近づけるようにしてみたい。今のところどこかで演奏するような予定もないので少し落ち着いてやってみようと思います。レッスンの課題を弾くと余裕がなくなって余計な力が入って戻ってしまうけれど、両立させたいです。


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家に帰ったらミニバラが元気に迎えてくれました。



好きなことを学ぶのは楽しい(ちょっと大変だけど、笑)

 2018-06-01
4月から始めた放送大学は、テレビやラジオで受講して、単位認定試験を試験会場で受ける仕組みになっています。その試験を受ける前に中間チェックのような通信課題を提出する必要があり、その締め切りに間に合うように頑張っていましたが、今日ようやく4教科全て終わりました!

舞台芸術の科目はマークシート方式でしたが、「西洋哲学の起源」「哲学・思想を今考える」の哲学2科目と「ヨーロッパの歴史I」は記述式というか論述式というか…で、1000字以内でとか、1200字以内でとか、もうガッツリ時間がかかりました。そんなのやったことないもので(苦笑)。

その3科目は重なる部分が多く、ひとつのことが気になるとこっちの教科書にはどう書いてあるのだろうと見たりして、やりがい(笑)があります。サラッと進められれば良いのですが、「12世紀ルネサンス」とあれば、それはどんなものだったのか?「ゲルマン民族の移動により」って、なぜ移動して来たのか?とか、いつものことながら疑問が疑問を呼び、ちっとも進みません(笑)。

入試のための勉強とは違い自分の興味を深めるために学び始めたのでそれでいいのですが、ほとんど基礎がない頭でやるので疲れました〜。でも、何を知っても新鮮に感じられるのは楽しいです。冬の旅行で調べたり実際に見聞きしたことがスルスルとつながってきている部分もあります!

ウィーンで訪れたカーレンベルクの丘は事前に調べた時に歴史的に重要な場所だとあったのが改めて分かったし、プラハのストラホフ修道院の美しい図書館に行った時にはそこが学びの場だったことは感じたけれど、その背景も知ることができました。自発的にやる勉強は楽しいです。

自分はバレエやヴァイオリンが好きなこともあり、17〜19世紀頃のヨーロッパが好きだと思っていましたが、古代ギリシアの哲学は伸び伸びと新しく感じて面白いです。プラトンのイデア論などは改めて本を読んで深めたいと思います。課題やテストで論じるには大き過ぎるテーマなのでやめましたが、とても好きです。


20180601195310ce3.jpeg ストラホフ修道院 神学の間



教会でのパイプオルガンコンサート

 2018-05-25
先週、教会でのパイプオルガンのコンサートを聴きに行きました。2月のヨーロッパ旅行でたくさん教会へ行ったのに、パイプオルガンの音を聴く機会がなく、残念に思ったので。

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会場のカトリック東京カテドラル関口教会の聖マリア大聖堂は、とても素敵なモダンな空間で、一度友人の案内で訪れたことがあります。ヨーロッパの古い教会とは全く趣きは異なりますが、あの場所でのオルガンの演奏会をとても楽しみにしていました。

教会の聖堂というのは、正面の祭壇に向かって硬い木の長椅子が並べられており、パイプオルガンは後方の上方2階に設置されていることが多く、カテドラル教会の聖堂もそうでした。開演ベル代わりのふんわりとしたメロディーに続いて演奏が始まりました。オルガンの方を振り向いても演奏する場所はオルガンに隠れて見えません。みんな正面を向いたまま、ただ演奏に聞き入ります。

聖堂の照明は開場中から変化することなく、祭壇の上方から強めのライトが斜め下に向けられていました。オルガンの音がその光と共に頭の上から降り注ぎ、これまで味わったことのない心地良い感覚でした。わたしは前方3分の1くらいの位置に座っていましたが、前のお客さんたち皆さん、背中を伸ばして心なしか視線も上向きになっているように見えました。

あの聖堂の空間のせいか、とても清々しい響きで、音色も豊かでこれまで聴いたことのない色々な音がありました。曲によってライトが暖かな昼の日差しに感じたり、夕暮れに感じたりしました。誰でも知っている(深刻な場面の音楽で良く使われる)「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」の出だしの部分は白昼の稲妻のような、もしかしたら啓示体験というのはこんな感じなのかもしれないと思ったりしました。

プログラムの最初の方にあった「前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539」は、あれ?聴いたことがある!と思ったら、無伴奏ソナタ1番BWV1001のアダージョとフーガでした!アダージョの部分が前奏にあたり、ヴァイオリンで弾く時のような雰囲気とは違い、バロックヴァイオリンの即興演奏のように流れるような演奏でまさにイントロ的で、フーガはオルガンでも弾きごたえのありそうに聴こえました。ヴァイオリンでのフーガは改めて良くできている曲なのだなと感じました!

ずーっと前を向いたまま、拍手をするタイミングもなくジーっとしていて身体が痛くなり忍耐が必要でしたが、演奏が終わってロレンツォ・ギエルミさんがオルガンの横から現れると拍手が鳴り止まず、アンコールは2曲演奏してくれました。とても良い演奏会でした。行って良かった。



身体に無理のない弾き方で

 2018-05-18
ヴァイオリンの練習を再開してまだ数日ですが、昨日はレッスンへ行きました。
課題もほとんど進んでいないのですが、先生は「そういう人は来るな!」とはおっしゃらず、「その時にできることをやりましょう(^^)」と言ってくださることに、いつも甘えています。

練習できなかったときに一番心配になるのがボーイングですが、昨日は先回のように弓が跳ねたりはしませんでした。良かった…。自分のボーイングについて手首のかたちや使い方がおかしいのではないかと思って質問したら、「良い音を出すための動かし方(かたち)であるので、音が良ければ何でも良いです(^^)。」とのこと。

そうなんです。今まで何度もそう教えてもらっているのに、わたしは「正しいかたち」という発想がいつまでたっても抜けないで、身体の位置関係や動かし方に正解があるのではないか?と思ってしまう。頭が固いなぁ…。おかしなことをしていればとっくに先生が指摘しているはず。現に好ましくない時には教えてくれます。

ハイフェッツやクレーメルは極端なかたちで弾いているけれど、一般人がマネをしてもあのようには弾けないという話になって、「そうですよね、弓をこんなふうに持って…」「そうなんです、こんなふうに…(^^)」と、先生もわたしもハイフェッツみたいに弓を持って…、あとから考えると面白いです(笑)。

「名演奏家のマネをするのも勉強になりますが、自分にとって無理のない余計な力を入れない弾き方が良いです(^^)。」まだいろいろと充分に力が入らないこともあって、今回はそういう方向で、少しツィゴイネルワイゼンもやりました。力を抜いた方が指を動かし易いみたい。頑張って速くしようとするとテキメン力が入ってしまい、バタバタした感じになってしまいます。頑張らないで速くするの、慣れが必要です。

レッスンは家で練習したことを見ていただくものだと思っていますが、見ていただくための用意ができていないこともしばしばあって、それにも関わらず持ち帰るものを教えてもらえて、ありがたく思います。ん~でも、普通のレッスンができるようにしなくちゃな。


20180518233906cac.jpeg  つぼみだったミニバラが咲きました!



ヴァイオリン好だなぁと改めて思う

 2018-05-15
2週間ほどヴァイオリンを触っていませんでした。
雨の日が多かった先週はおとなしくすごして練習も復活するつもりだったのが、アクシデントで身体を痛くして復活できず…。週末は仕事があり、あまり何もやらない方向(笑)でいてもやはりそれなりに動きましたが、ジッとしているよりは良かったみたいで少し動けるようになりました。

日曜日の深夜、帰宅してテレビをつけたら「ピアノの森」というアニメをやっていました。主人公の男の子がピアノを弾く幸せそうな様子を見て、「ああ、わたしはヴァイオリンを弾くのが幸せなのだよな~」と思い、久しぶりにヴァイオリンを弾きたくなって夜中に消音機を付けて弾いてみました。

久しぶりに弾く相棒くんは、消音機をつけていても大きな音がしているような気がして驚きます(しばらく弾いていないと音量がわからなくなる)。手元にヴァイオリンがあるのに2週間も弾かなかったのは初めてかもしれません。いつもならできないなりに弾き方を工夫してみるのだけど、今回は無理やり弾こうとはしませんでした。また少し先に弾けない状況になることと、心身ともにリセットしたいというような気持ちがありました。

練習を休む前にはいつものボーイングの練習が、普通に弾いてもアップボウスタッカート&ダウンボースタッカートになって弓が跳ね放題だったのが、右手の調子が戻ってほぼいつも通りにロングトーンができました。良くなってみて「ああ、やっぱり気のせいではなく調子が悪かったのだなぁ」と分る鈍感さ。

練習を休んでいる間にもヴァイオリンの動画を見たり、ヴァイオリンに気持ちは向いていたのです。自分の弓があまりにも跳ねるので弓の動きが気になる。わたしの場合は弓を持たなくても手首の動きが上手くコントロールできていなかったようですが、手首をたくさん動かす人とあまり動かない人がいて、動かさないで弾くにはどうしたら良いのだろう?と観察してました。結論は出ていませんが、ひとまず手首が動くようになったので保留です。

久しぶりにオイストラフ父さんのメンデルスゾーンを聴いて、改めて良い音だなぁと思いました。何の曲を弾くかということよりもどんな音で弾くかということがより大事なのだな。こういう時、頭の中にはバレエのことが思い浮かんでいます。美しいダンサーは歩いて出てきただけで見る人を魅了する。オイストラフの音はそんな音に感じました。

練習できなかったけれど思ったよりも後退していなかったように思うのは気のせいかな?いろいろ慌てずに、こういう時間もたまには良いかもしれない。落ち着いた気持ちで「ヴァイオリン好きだな。」と思えています。



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