中欧教会めぐり① ~シュテファン寺院~(オーストリア・ウイーン)

 2018-03-19
2月に行った初めてのヨーロッパ旅行、帰ってからもうひと月経ちました。感じることが多すぎてなかなか整理できずにいましたが、ようやく少し消化できたように思います。少しずつ、トピックごとに書いていきたいと思います。

初めて降り立ったヨーロッパはウイーンで、チラチラ雪の降るグレーな印象。移動の後の観光にも疲れてかなりドンヨリした気分で訪れたのが旅行最初の教会、シュテファン寺院でした。市内観光で外観だけ見る予定だったのを10分中を見てきて良いことになりました。


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入って中を見上げたら、どうしてか突然込み上げる気持ちに涙が出てきてしまいました。衝動的に湧き上がった気持ちをどう説明したら良いかわからないけれど、無理やり言葉にするとしたら「嬉しさ」とか「大きな安心感」というのに近いかな。ウイーンの観光名所でいろいろな国の人たちがたくさん居ながらも神聖な空気はゆるぎなく、建物の大きさだけでなくその場の大きさにも感動したのかもしれません。それをほんの一瞬で感じて動揺したのです。それと同時に、なぜだか頭の中にモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が流れて来ました。

「教会で泣いている怪しい人になっている場合ではない、時間がないんだ!」と思って、泣きながらあわてて撮った写真は良い出来とは言えませんが、印象深いものになりました。


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この旅行、意図したわけではないのですがモーツァルトにゆかりの地を巡る旅のようになっていて、しかたないので(笑)行く前に少し予習をました。このシュテファン寺院はモーツァルトとコンスタンツェとの結婚式、モーツァルトの葬儀が行われた場所でもありました。


はぁ…、教会めぐりをサックリと2回くらいに分けて書こうと思ったのですが、長くなってしまいどうやら無理っぽいので、今回はここまでと致します。シュテファン寺院だけは感じることが多かったので、今後は1つ、2つまとめて書けるかな…?(あまり自信がありません。)



疲れていないつもりだったけれど

 2018-02-28
旅行から帰って数日はいろいろと予定がありシャッキリしていて、旅行中もその後も時差ボケもぜず「わたし完璧!」とか思っていたのですが、その後疲れが出たみたい。そういうのは弱いところに出るものでまた肩の調子が悪く、脱臼したのは自分でなんとかできたけれど家での練習を休んだり、左の肘を支えるために足に乗せてみたりしていました。

久しぶりに少し軽い方の妹ちゃん(2台目のヴァイオリン)を弾いてみたら、こっちの方が断然楽です。大きさはさほど変わらないけれど楽器の厚みが少し薄く腰が張っていないスリムな形なのと、アゴ当ても軽いものを付けていてネックがほんの少し細い。そういう細かい違いの積み重ねでずいぶん違ってくるものですね。普段はそれほど感じないけれど、今のわたしは重さに敏感なので(笑)。

旅行に行って感じたことのひとつは、自分も含めアジアの人は小さいということ。オーストリアもチェコも飛行機や空港で見た人もみんな大きく、出てくる食事の量も多くてスプーンやフォークも大きい。乗った地下鉄にはつり革が無く、上にある手すりには手が届かない。日本人女性としては平均的な160センチのわたしは子どもみたいな大きさ。

大きなヨーロッパの人と同じ大きさのヴァイオリンを弾くのはちょっと大変なことなのかもしれないなぁと、今更ながら思いました。大きい人にはヴァイオリンは軽くてちっちゃくて、取り回しが楽なんだろうな。7/8サイズのヴァイオリンを弾いたことは無いけれど、体との比率からしたらそれで同じくらいになるかもしれませんね。

旅行の写真は、先日載せた晴天のハルシュタット以外はほとんど教会や大聖堂などの建築物と街並みです。あとは乗り物とホテルの部屋(笑)。食べたものやお店屋さんの写真はほとんどなく、自分の興味のありかが顕著に分りますね。

オーストリアから入りバスでウイーン、ハルシュタット、ザルツブルク、チェコのチェスキークルムロフ、テルチ、クトナーホラ、プラハを周り、音楽に関連ある場所は、ツアーの予定の合間にザルツブルクのモーツアルトの生家とプラハのドヴォルザーク記念館に行きました。あとはプラハの自由行動の夜にエステート劇場でひとりでバレエを観に行きました(チケットは前もってインターネットで購入)。

憧れの遠い場所に思っていた「ヨーロッパ」という漠然とした場所が、実際に行ってみるとそこが自分にとっての現実になり、嬉しいと感じたり、別に普通だなぁ~と思うところもありました。どこに行っても良くも悪くもわたしはわたしという当たり前のことも感じました。


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ウイーンやザルツブルクでは人を乗せる観光用の馬車を見ましたが、これは地元のStieglというビールを運ぶ馬車。ザルツブルク祝祭劇場に並んで建つフェルゼンライトシューレ付近にて。左上の崖の上にホーエンザルツブルク城が見えます。



帰ってきました

 2018-02-20
オーストリアとチェコを周り6つの世界遺産を見るツアー、2月12日の夜に成田を出て、昨日19日の夜に帰ってきました。限られた期間にたくさんの場所を周ったので忙しかったけれど、中身の濃い旅行になりました。あちこち行ったために、何を書いても長くなってしまいそうなので、少しずつご報告しようと思います。

街中だけでなく、こんなところ(オーストリアのハルシュタット)にも行きました。ヨーロッパで一番美しいといわれている場所だそうです。本当に素晴らしい景色でした。

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iPhone SE で撮りっぱなしのそのままですが、商業写真のような美しさです(笑)。


帰ったばかりですが今日は一日出かけていて、夜になって久しぶりにヴァイオリンを弾きました。久しぶりだからか旅行先でいろいろ感じたことがあったせいか分らないけれど、このニスを塗った木の箱の中からこんなにもポワーンと響く綺麗な音が出てくるのが不思議な気がして、ロングトーンのボーイングの練習を何往復もやってしまいました(笑)。

思ったよりも手の動きは悪くなっていないし、体も予想していたほど疲れていないみたいで良かったです。これから少しずつ通常に戻していけたらと思います。



旅行の予習の続き~ルドルフ2世のコレクション~

 2018-02-03
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚愕の世界展」へ行って来ました。公式サイトはこちらです。→ http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_rudolf/

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開催されているのは知っていたのでルドルフ2世についてもいろいろ調べていました。神聖ローマ帝国の首都をプラハに移した皇帝で、政治手腕はいまひとつだったようですが、芸術家、天文学者、錬金術師などを呼び集めてプラハの文化に大きく貢献した皇帝です。プラハ城に住んでいました。

ルドルフ2世のコレクションンや関連の絵画、天文学書、宝飾品、ルドルフ2世についてまとめられた映像など、盛りだくさんでした。展示されているものはチェコ、オーストリア、ベルギーなどから集められており、旅行で行く予定にしている場所からも来ているのでここで見られてラッキーです。現地で美術館や博物館をゆっくり見られそうにないし、行けたとしても東京に貸し出し中ですもんね。

これまで調べてきて知ったことを別の角度から見られて、理解が深まりました。プラハに集められたはずのコレクションはルドルフ2世の後首都がウィーンに戻り重要なコレクションはウィーンへ。戦いの戦利品として持ち出され、スウェーデンからやってきた絵画もありました。(30年戦争でスウェーデンが勝利したため)

絵画の中でルーラント・サーフェリーの 《動物に音楽を奏でるオルフェウス》がとても好きになりました。暗い場所に小さく描かれたオルフェウスの竪琴の音に聴き入る動物たち。逆光の影で大人しく座る動物、奥の光の中に飛ぶ鳥たち、絵を見ているわたしもそこで聴いているような気持ちになってウットリしてしまう…。

出口近くのショップにポストカードがあり一瞬手に取りましたが、さっき見た絵とは同じようで全く違ってあの嬉しさが湧いてこないので買うのはやめました。ポストカードと比べてはいけないけれど、本物の絵の力はすごいものだなと今更ながら感じました。(絵は公式サイトで見られます)

行く前からとてもチェコに親しみを感じるようになってしまっています(笑)。オーストリアやザルツブルクに関しては『モーツァルトの生涯』という分厚い本を図書館から借りて読んでいる途中です。まだ半分くらいしか読めていなくて、ヴァイオリンコンチェルトを立て続けに書いた19歳くらいのところまで。出かけるまでに読み終わらないかも。



チェコの予習にチェコ料理

 2018-01-23
旅行のための勉強に少し疲れてきました。範囲が広すぎ、興味ありすぎで(笑)。オーストリアというよりチェコのことばかり調べています。

予習というと調べるとか本を読むしか思いつかなかったのだけど、その国の料理を食べてみては?とご提案いただいて、友人を誘って行ってみました!四谷三丁目の「だあしゑんか」というお店がみつかりましたが、移転のため20日で一旦閉店ということで急いで行きました。

可愛い小物やポスターや絵本などたくさん置いてあって、チェコ語のラジオ(だと思う)が流れていました。チェコ料理のお店だからチェコ語に決まってますが、勉強の成果か、ほんの時々聞いたことのある単語というか音(意味が怪しいので)が聴こえてきます。

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お料理はグラーシュ(ビーフシチューっぽい煮込み料理)、ブランボラーク(じゃがいものお焼きのようなもの)、イチゴのクネドリーキ(モチモチの生地にイチゴが入ったお団子のような温かいデザート)など、名前は勉強して知っていたけれど初めて食べるものでした。どれもホッとするような家庭的な味で美味しかったです。

チェコは水よりビールが安い国だそうで、お酒は得意ではないけれどせっかく行くのだから、ビール飲む練習もしようかなと思って、泡をたくさん注ぐMLIKOというのがあるので、それを。(写真手前のです)

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缶ビールとか居酒屋さんの生ビールはどちらかといえば苦手ですが、ピルスナーウルケルの生(泡メインだけど、笑)は美味しいです。そういえば昔夏の仕事で行っていた清里で飲む現地の生ビールは美味しかったな。そういうのはちゃんと美味しいと思うので、美味しいのを少しだけ飲みたいのです。MLIKOはほとんど泡なので全部飲めました。


チェコは東京よりも少し気温が低いようです。東京でも雪が降ったので寒さも体感しようと、雪の中を夜の散策。歩道橋がジャンプ台か滑り台のようになていて衝撃。見慣れた景色も新鮮でした。


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