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妹ちゃん(新しいヴァイオリン)とわたしの関係

 2017-01-04
弓で弦を擦ると音がでます。その音は楽器によって少しずつ違います。
出てきた音を聴いて、それじゃ、こうしたらもっと良いんじゃない?とまた音を出す。
楽器からの答えを聴いて、それでいいんだね、とか、えーこれじゃ不満なの?とか、
そうやって対話を続けながら弾いていきます。

相棒くんとわたしは一心同体、同化し過ぎていて、二人で見つめ合ったまま、
一緒に楽しくなることや、二人で落ち込んで行って浮上できなくなることや、
とにかく二人の世界で完結してしまってそこから出られない。(笑)

新しく来た妹ちゃんの音色は、シルバートーンの相棒くんより少し若々しく、
ストレートに言いたいことを言うような印象です。

ボーイングの練習をしながらふと「大きなホールの3階の客席」を思い浮かべたら、
そういう場所へ届けようという音が出て、
「あれ?あなた、わたしのことがよく分るんだね。」と心の中で思った。

そうかと思えば、ただなんとなく音を出されることには不満みたいで、
「わたしを弾く時にはいつでもその気になって音を出して。」と注文をつける。
「その気になって」というのは堂々とそれっぽく弾くということらしいです。

べつにヴァイオリンがそうしゃべっているのが聞こえるわけじゃないの。
態度で…、いや違うな、音でそう示されるのです。
機嫌が良くなると明るい声で良く歌う。「こういう歌い方をしたかったんでしょ?」と。
なんだか、挑発されているような…(笑)。

良い楽器は、大きな音が出る・音のレンジが広くスケールの大きいものということですが、
音の質が違うので自分では新しいヴァイオリンがどの程度の楽器なのか判断できません。
好きになったものはなおさら、親ばか状態で分からなくなります。

お値段からしたら、良いと思える楽器だというだけで充分かもしれないけれど、
もしかしたら相棒くんと同じくらい良いのでは?と、かなり妄想が膨らんでいます。

ぜんぜん新しい弓の話しになりませんが、
弓は今までも自分のものだったかのように感じています。
ヴァイオリンは二つをとっかえひっかえ弾いて比べていますが、
前の弓はその後は一度も使っていません。
新しい弓は違和感が無さ過ぎて、思うことがありません。(笑)

明日は新しい弓とヴァイオリンを持ってレッスンへ行き、先生に見ていただきます。
楽しみですが、なんだかドキドキします…。



新しい楽器を弾いて気が付くこと

 2017-01-03
明後日のレッスンに新しいヴァイオリンを連れて行こうと思っています。
それまでに慣れておきたいので、仲良くなろうと思いながら弾いています。

音色や感じることはたくさんあり過ぎるので(笑)改めて書くとして、
今日はそれ以外のことについてです。

自分なりに整備したつもりですが、できないこともたくさんあります。
上ナットがE線寄りに少しずれていて、指板とナットの段差にひとさし指が当たる。
弦もそれに伴いE線側に少し寄っていて、E線を押さえる時に指の置き場が狭くD線に触る。

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写真で見て分る程ではないかなぁ…。

駒が低いので弦高が低く、左手のピチカートがやりにくいような気がする。
駒の上のカーブが平坦気味で、重音は弾きやすいけれど、
ハイポジションを押さえると他の弦とほとんど高さが変わらなくなり、違う弦の音を出しそうになる。
(右手が下手だからといえば、そうなのですが)

こうして違和感を感じてみると、普通というのがどういうものかが分ります。
こんなことがわたしにはとっても興味深いのです。
駒も上ナットも自分ではどうにもできないので、直してもらうかこのまま使うか、先生に相談してみます。

住んでいるマンションの「騒音注意」の張り紙が、
「年末年始のゴミ収集について」に変わったからではないけれど、
やっぱり消音機をつけて夜にしか練習できない日があり、
部屋のドアも玄関のドアも、隙間テープを新しいものに張り替えて、
家の中の隣の部屋にも絶対に聴こえないくらいコソコソと、練習をやっています。

で、こちらのヴァイオリンは金属の消音機を駒にのっけても、
音程が合っているかそうでないかが、音の響きで良く分かるんです。
消音機なしで普通に弾いた時には、もちろん音程について厳しく判別してくれます。
ほとんどバッサリと却下されて、トホホ…なわたし。

なんだかこのヴァイオリンは意志がハッキリしているというか、
主張が強いように感じます。

ということで、わたしとこのヴァイオリンとのやり取りについては、また改めて。



新しいヴァイオリンが来た

 2016-12-29
久しぶりの更新になってしまいました。

珍しく体調を崩し、先日の舞台の仕事の終わりの3日間は熱出したまま働いて、
その後一旦良くなったかと思ったらまた熱を出して、ようやくそろそろ大丈夫なようです。

その一旦良くなった時に、新しいヴァイオリンと弓を受け取りに行きました!

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雰囲気がよく似ていますが、向かって左が新しいもので、右が相棒くんです。
妹分を探していたので妹ちゃんで良いのかな?弟か?
楽器に性別があるか分らないけれど(笑)

会員制の弦楽器専門のオークションで手に入れました。
今度のヴァイオリンも古い楽器で、オークションのリストには1890年のドイツ製とありました。
中のラベルは1831年ナポリとなっていて、何が本当か分らないけれど、古いことは確かです。
もしかしたら相棒くんよりも年上かもしれない…。とっても軽いのです。

楽器屋さんで売っているのとは違い、改めて調整などはされていません。
この妹ちゃんは、これがまたいろいろとツッコミどころが満載です。
テールガットが伸びて上に上がっている&駒がとても低い。
(これはオークションの下見の時に、立会いの職人さんが教えてくれました)

表板に割れがあり修理してあるが、かなり雑で膠が板にいっぱい付いているし、
サドルが左右対称でなく、アゴ当ての収まりが悪くテールピースに触っている。
そんなこんなで、良い音がするのにお安く手に入れることができたのだと思います。

調整されていないので、何だかラフに扱えてしまうのですね、このコ。
アゴ当てを外し、弦を外し、エンドピンを抜き、テールピースを外してテールガットを短く直しました。
(魂柱を倒さないように、そこだけはとっても気を付けた)

アゴ当ては、テールピースが通るトンネル部分のアーチが小さいのとサドルが片方だけ長いために
片側がサドルに乗っかって、ネジを締めると位置がずれてしまう。
とりあえずアゴ当ての脚?にコルクを足して、真ん中に収まるようにしました。

駒は今ので不都合なら楽器屋さんで交換かもしれないけれど、とりあえずこのまま。
持ち帰ってすぐにサビサビだったE線が切れたこともあり、弦は全部交換しました。
E線のアジャスターがボールエンド用になっており、手持ちの弦はループエンドなので、
コルクを買うついでに、普段あまり行かない楽器屋さんで購入しました。

テールピースの適正な位置は?駒の位置は何が基準なの?魂柱との関係は?
分らないことが出てくると調べて、でも相棒くんを見ながら大体こんな感じかな、と(笑)。
駒の位置は音に大きく影響すると思うけれど、今時点ではとりあえずここで。

途中でまた熱を出したりして、ようやく整備が終わったのは昨日でした。
(上の写真は整備済みの姿です)
楽器と弓が来たのでホントに忙しい。調べたいこともいっぱいあるし。
年末なのに年越しの準備どころではない。(笑) ←無理してやらないことにしました。

今年の総括の時期ではありますが、年をまたいで新しい楽器と弓のことを書きます、たぶん。
ひとまず、今日は調整編でした~。



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