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自分の知らなかった音が出た

 2019-11-21
このところ、外出中は大丈夫なのですが、家ではボーっとしてしまい、ただ時間だけが過ぎていってしまうことが多くなっていて、家のことやヴァイオリンの練習や勉強や他のことも、なかなか思うように進んでいません。そんな時にこの動画の演奏を見つけてしまいました。



それ以来、さらに頭の奥のほうがボーとしたままになり頭痛もして、すっかり調子が悪くなってしまいました。この演奏がすごく響いてしまって、それを身体に行き渡らせて落ち着きが戻るまでに時間が必要…という様子。でもレッスンの日が迫ってくるので、なるべく練習して、今日はレッスンへ行きました。

レッスンの前に先生に、この演奏を見たとお話ししました.五嶋みどりさんのショパンの『遺作』と言ったら、先生はすぐにこれだと分ったようでした。とても有名な演奏だとのことです。

わたしはただただボーっとしちゃうくらい感じてしまってフリーズ状態ですが、先生はこういう演奏を他人事ではなく自分のこととするために、先生の楽器や弓を使わせてくださって、これまでと違う弾き方を解説して試させてくださいました。いつも通りの、軽い弓で響きの多い豊かな音で…というのではなく、それと反対の緊張感の高い音を出す方法を試したら、相棒くん(いつものヴァイオリン)から今まで知らなかった音が出てきました!

もちろん五嶋みどりさんとは、天と地、雲泥の差ではありますが、今までの自分の傾向の音とは違う音が出せるというのは驚きです。「相棒くんの音色=わたしの音」と思っていたのは、自分が出せるとても狭い範囲の音だったのだと気が付きました。本当にビックリする…。実用化するには練習が必要だし、これを採用するかは分からないけれど、自分の枠が広がりました。

先生は「こういう楽器と弓の組み合わせで、こうやって弾いたらこのような傾向の音が出る」というレシピ?をたくさんお持ちで、「普段の先生の音」とは違った音色を出して聴かせてくれます。もう、なんというか、手品のようです。レッスンはいつでもそうですが、貴重な体験をたくさんさせてもらっています。本当にすごい。他に良い言葉が見つかりません。

花屋さんの店先はシクラメンとポインセチアの赤が可愛らしい。家のシクラメンもまた咲きそうです。



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