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生まれ戻った弓と相棒くん

 2018-12-21
調整と整備をお願いしていた弓と楽器を受け取りに、ヴァイオリン工房へ行ってきました。

今度からお世話になることにした工房は、今年の秋にオープンしたばかりのレゾネイトというところです。着いた時にまだ少しだけ弓の作業が残っており、オープンキッチンならぬオープン工房(?)で作業の様子を見させてもらいました。そりゃもう、こういうところは大好きですよ、一日中見ていたい(笑)。

調整が終わった相棒くん(いつものヴァイオリン)、見た目はいつもと同じですが音を出してみたら、あれ!明るくすっきりと抜ける音がします!工房の弓を借りて弾いたのですが「弓があまり良くない」とのことで(わたしには相棒くんの音が変わりすぎて分らない、笑)、急いで作業を終わらせてくださり自分の弓で弾きました。「イタリアの青く晴れた空の音」とはいかないかもしれないけれど、今日の晴れた空のような音です。

そういえば、買った当初はこういうスケール感のある音がしていました。そうだった、そうだった。いつのまにか調子の悪い相棒くんに合わせた弾き方になっていて、わたし自身もいろいろあったので、お互いに調子の悪いコンビになってしまっていたのだな。相棒くんは優しい音ではあっても、良い楽器特有の強さを持っていると言われました。

その良さを発揮するには弦を振動させ続ける、等速直線運動よりも二次曲線のような力のかけ方が必要と、わたしが音を出すのを聴いて感想を言ってもらえました。それは、いちいち音が失速するわたしにいつも先生が言ってくれることと全く同じです。楽器をブワンと振動させるのに、ちょっとタイムラグがかかるというお話に、以前先生に「今度の楽器(相棒くん)はこれまでの普通乗用車ではなく大型トラックのようなもの(^^)」と言われたのを思い出しました。

ラッピングの交換が終わった弓は53グラムで、今までとほとんど重さは変わっていません。これまでの薄汚れてくたびれた印象から、本来の素性の良さに相応しい外見になりました。買って2年も経つのに、こうしてあげるまで時間が掛かってしまってゴメンネ。

家でそうじをした時にとても軽くなった瞬間がありました。以前一緒にオークションで購入した妹ちゃん(もうひとつのヴァイオリン)をそうじした時にも同じことを感じたのを思い出しました。そうじしても物理的に軽くなるほどの汚れはありません。わたしが気に入って選んでしまうものは、どうも幸せな楽器人生を歩んできたものでは無さそうな見た目のもので、大切に思ってきれいにしてあげると、これまでの悲しさや恨みといった重たい気持ちが解消されて軽くなるのではないか?と思ってしまいます。

整備した弓が先生の新しい弓に似たら嬉しいなと思っていたけれど、弓よりも相棒くんの変化の方が大きく、良く分らなくなっています(笑)。でもどちらもとても良くなったことは確かです!すごく良い!相棒くんに出会った頃のように、またスケール大きい演奏ができるように練習していきたい。

少し早いクリスマスプレゼント+お年玉です。今度の連休が終わると仕事はずーっと休み(笑)なので、じっくり練習もできるようになります。あと少し頑張ります。


IMG_9629.jpg

交換した駒と魂柱も持ち帰りました。弓はTOURTEの刻印ですがTOURTEではありません(笑)。



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