心に従って弾けばいい

 2016-04-03
音程がとか、弓がとか、うまくいかないことをことさら拾って並べて、
それを気にするために、今までうまくいっていたかもしれないことまでできなくなる。
そんなことに何の意味があるんだろう。
ただイジケて自分をいじめているだけなんじゃない?

そんなことをしていると、相棒くんと過ごす時間が楽しくない。
わたしの中に流れていたはずの音楽も聴こえなくなる。
でも練習はするんです。それは一体何のため?

40歳過ぎてヴァイオリンを始めたのは、
どこの誰からも認められるような演奏ができるようになりたいからじゃない。
ヴァイオリンの音が好きだったから。触ってみたかったから。
音楽を聴いた時にわたしの中から沸いてくるものと一緒になって音を出してみたかったから。

ヴァイオリンを触ったこともなかったわたしが、ひとりで好き勝手に弾いていたのでは、
わたしの中に流れている音楽をヴァイオリンから出すことはできません。
そのためにはやり方を教わって練習する必要がある。

整理すればこんなに分かり易いことなのに、
目的と手段がいつのまにか入れ替わってしまっています。

上手になりたいのは、誰かに下手だと思われたくないからではなくて、
自分の思い通りの音が出したいからだった。
思い通りの音が出ていないことはわたし自身が一番分かっているのだから、
それができるように練習すればいい。
わたしの思い通りの音が、他の誰かにとっての上手な演奏でなくてもいいんだ、きっと。

練習すればするほど、思い通りの音がどんな音だったか分からなくなっていきます。
一番大切なことは、わたしの中にあるものを見失わないこと、育てていくこと。
妄想でもなんでもいいから。

何か感じるものがあるのなら、自分の心に従って弾いてみればいいじゃない。
ひとりの部屋でそれをやったら、批判するのは自分以外には誰もいません。
わたしがそれを認めてあげなくちゃ。
自分を大切にするというのはそういうこと。


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