妄想が足りない

 2016-02-02
去年の11月に何となく思いついて、時々練習している曲があります。
わたしにとって、特別な思い入れがある曲ではないのだけど。

こんなふうに思いつくのは、誰か聴きたい人がいるんじゃないか?
録音して、その誰かが見つけられるようにしないと。
かなり前からそう思ってはいるけれど、なかなか重い腰が上がらず…。
本当にそんな人いるのか?とも思うし(笑)。

試しに録音してみたけれど、
あ~あ、やっぱりわたしヴァイオリン下手だなぁ…と、今更ながら思います。
すっかりイヤになって、またもやドンヨリしています…。

上手な演奏じゃなくても何かを伝えることはできる。
そういう嬉しい体験をさせてもらったことがあったけれど、
これがそういう曲になるにはまだまだ練習が、というより、妄想が足りないんだと思う。

先日のオーチャードではドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』もありました。
バレエの仕事でよく知っていて、わたしの妄想の世界ができあがっている曲です。

この日の演奏は、ずーっと平和なけだるい午後…のような感じでした。
わたしの妄想世界の『牧神…』は、もっともっとスリリングで、
まどろみや夢の中で自分が誰なのかも分からなくなってしまうくらい官能的な何かです。
自分の中のどこからこういう言葉がやってくるのか分からないけれど(笑)、
音楽を聴いた時にだけ、わたし、そういう世界の住人になります。

そんなふうに何でもいいから妄想が生まれて、それを音にしようとたくさん練習したら
未熟な技術でも何かが伝わる演奏になるのかもしれないなぁ。

しばらく熟成させたら良いのかな。
そこから派生して思いついたこともあるのだけど、
果たして自分にできるのか?と、ものすごく弱気になっちゃいました。
しばらく寝かせてから、また考えます。ん~。



関連記事
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://enjoy484.blog79.fc2.com/tb.php/624-e7697f91
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫