幸せな不思議な時空間

 2015-10-06
「やりたいことをやるために生まれてきたから」朗読とヴァイオリンの会が終わってから、
しばらくぼんやりとしたまま過ごしていました。

「緊張感から開放された!」とか、「終わった!」という達成感というのは不思議なくらいに無く、
自分の演奏について、良くなかった点は山ほどあっても悔やむという感じでもなく、
ただ「終わった…」という事実だけがあって、他に考えが浮かばない状態でした。

数日経って、ようやく考えられるようになりました。(笑)

あの日は、何がどうしてそうなったのか、やっている自分たちにも分からないけれど、
とても幸せで不思議な時間だったように感じています。
でも、それを思い出して幸せに浸る…というのではなく、
あの日の出来事は、あのままタイムカプセルのようなものに保存されているように思えて、
それを外から眺めて「そんなことがあったよな…」と思い出すような感覚です。

きのこさんがご主人に宛てた『告白』という愛の詩を読んで(わたしは後ろでテレマンを弾きました)、
去年、会を計画した時にはまだお腹の中にいたユイさんが目の前で笑っていて、
わたしは「失敗したらどうしよう…」と考えることなく、自分の思う音楽を夢中で弾きました。

プログラムの間に自己紹介やどうしてこの会をやろうと思ったのか、
朗読やヴァイオリンを始めたきっかけについてや、曲や詩への思いなどを話しました。
参加してくださった方がそれを暖かく聴いてくださって、
会が終わったとき、お部屋もそこに居る人も幸せな空気で満たされたように感じました。

朗読やヴァイオリンがとてもうまくいったということでもなく、
途中のお話しもポツリポツリとしていて、スラスラと上手に話せたわけでもなかったのですが…。

「きのこさんの朗読の後ろでヴァイオリンが弾いてみたい。」という思いつきが
「やりたいことをやるために生まれてきたから」という会になったのは、
ユイさんがお腹の中にいた頃に、きのこママにこんなことを言っていたからです。

「ボクね、ボクね、早くそういうことしたいな!
何かに夢中になって、真剣にめちゃくちゃに取り組んで、
あるときふっと、あ、もういいやって思えるまでやってみたい。すごく楽しそう。」

「あと、途中で投げ出すってのもやってみたいし。
そんで、やっぱり忘れられないーって思って、また再開したりするんでしょ?
きっぱりあきらめるバージョンもあるんだっけ?
とにかくいろんなパターン、全部やってみたいなあ。」

これを読んで、
「ああ、わたし全部やっている!そうだ、これはわたしがやりたくてやっているんだ…!」
と思い出して、とても嬉しくなったのでした。

楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、苦しいこと、全部自分がやってみたくてやっている。
そんなことない…と思うこともあるけれど、きっとそう。
だからこれからは、自分が本当にやりたいと思うことを選んで体験していきたい、と思いました。

きっと、そういうことを感じている方たちが来てくださったのだと思います。
ヴァイオリンの開放弦を弾いたら他の弦もみんな響くように、
みんなが心地よい響きになって、あの不思議な幸せな時空間ができあがったのだろうなぁ…。
一瞬、自分が無意識に何か魔法でも使ったのか?と思ったけれど(笑)、
そんなことではなかったみたい。(そういうワザ、持っていないし…)

今の時点では、そんなことを感じています。



関連記事
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://enjoy484.blog79.fc2.com/tb.php/582-9587cb6b
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫