わたしの特殊能力(笑)

 2015-02-24
例年この時期は忙しくないのに、今年はこれからたくさん舞台の仕事があり、
ちょうどその準備でちょっとワタワタと過ごしています。

タイツの色に合わせてバレエシューズを染める。
衣裳さんがやることが多いのかもしれないけれど、ボスの仕事はそれを請け負う慣例があります。
仕事を始めた頃からわたしはそれが得意で、わたしが知っている中では一番上手です。

タイツを見て、手持ちの染料のどれを混ぜたらその色になるかが分かる。
乾かすと色が変わるし、水の量でも変わります。
蛍光灯や自然光で色が合っていても、舞台では違う色に見えることもあります。

例えば、黒い生地でもライトによっては紫っぽく見えたり、茶色っぽくなったりということが起こります。
なので、もとのタイツの色と同じ性質の色にしなければ違って見えてしまいます。
見えていない、隠された色を読み取る…みたいなこと。

色を合わせるのが面白くて、絶対に同じ色にしたい!と思ってしまいます。
ダンサーの大切なつま先をキレイに見せたい。タイツと色をつなげてより足を長く見せたい、と思うのです。
(トウシューズではないので、男性ですが)

染められているグレーは結構難しくて、白と黒だけではまず同じ色にはなりません。
紫っぽいもの、茶色を含んでいるもの、緑だったり黄色だったりということもあります。
それを見抜いて色を混ぜていくのは楽しいです。マニアックなわたし…。
で、舞台へ行ったらその出来栄えを袖から眺めて、ひとりでニマニマするんです。

わたしは音から感情のようなものを感じているような気がします。
ドから感じる気持ちと、ラから感じる気持ちは違っているような…。
絶対音感とかないのでアヤフヤですが。
それと同じように、色からもうまく言えないけれど何か感じるものがあるのです。
色が違うとそれも違う。だからわたしには色を合わせることがそれほど難しくないのかもしれません。

誰からも教えてもらってはいないので、もともと持っているわたしの能力かもしれませんね。
デザイン関係のお仕事をしている人には当たり前のことなのかもしれないけれど。
これを活かせるのは何だろう?と思ったことがあります。
家の内装のリペアとか文化財の修復とか得意かもしれないです。しつこい性格だし。

なんとかヴァイオリンの練習もしてはいるけれど、ユーモレスクを弾く余裕がなくなってきました…。
でも稽古場で音を聞いたり踊りを見ていると感じることはたくさんあって、
間接的には音楽性を磨くことに繋がっていると思いたいです。



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コメント
みほさん、こんばんは。
素敵な記事に感動いたしました。華やかなバレエの舞台裏のそんな苦労を知りませんでした。
ありがとうございました。
【2015/02/25 19:18】 | ヴァイツゼッカー #- | [edit]
ヴァイツゼッカーさん、こんばんは!
舞台の裏側は地味~な作業が盛りだくさんです。
あ、ヴァイオリンの練習でもそうですね。

今回はオーケストラが入るのでそれを楽しみにしています。
【2015/02/25 21:59】 | ささきみほ #- | [edit]












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