相棒くん(ヴァイオリン)の話しを聞く その2

 2015-01-23
アゴ当てくんのお話しが終わり、次は相棒くんの番です。

相棒のヴァイオリンは、170年くらいに前にフランス・ドイツ・イタリアあたりで作られたものらしく、
大切に扱われてきたとはいえない傷だらけの風貌、表板に割れもあります。
元のニスの上から別のニスが塗られていて、それもあちこち剥げてきており、
去年の本人(?)の話しでは、「これまで泥臭い道のりを歩いてきた」とのことでした。

話しを取り次いでくれるなおちんが、相棒くんに
「お久しぶりです。」と言ってくれるのを聞いて何だか嬉しい。

「この1年のきみの成長は目覚ましかった。
良くぞボクを持っていることを恥ずかしがることなく、一緒に堂々と人の前に出て行ってくれた!」


ちょっとビクビクしてたけれど…、というか、相当ビビッてましたけど。(笑)
相棒くんはそれがとっても嬉しかった様子。大舞台が好きみたいだいし。

「楽器として一番悲しいのは弾いてもらえないこと。
ボクは広い会場の隅々まで音を響かせられるように作られているから、もっともっと弾いて欲しい。」


「人の心を動かすのはキミだけじゃないから。キミとボクが一緒になってやるんだから。
どちらかというとボクの仕事の割合の方が多いんだ。」
 (なんだか得意げ)

「レッスンでも家での練習でも、ボクにとっては同じ。弾いてもらえるから嬉しい。
皆がただ楽しんで音楽を聴ける平和の素晴らしさ、そのために自分を使って欲しい。」


相棒くんはとてつもない平和への祈りと使命感を持っているのだそうです。
わたしのことろへ来ちゃって良かったのかな…?

「だってイヤな人のところへは行かなかったもん!
(わたしに買われた時)良く分からないけれど、幸せになれることだけは分かった。」

「…もう、わかってるんでしょ…。
ボクを弾きこなしてくれるのはみほさんだけしかいないし、
ボクに飽きたり手放したりする気持ちがさらさらなくて、一生添い遂げるつもりでいる。
そしていつか自分が思うような演奏をボクと一緒に作るって、それはもう決めてるでしょ。」

なおちんが、「この人(相棒くん)、みほさんって言ってる」って。名前言われると嬉しいな。
わたしの気持ち、こんなに良く知っているんだ。

「キミが目指す音、演奏は他の誰とも違うから、
技術を習得するための練習だけやっていても、それができるようにならないのは分かっているよね。
目指しているのがどこなのか、自分で気付いているからあとはやっていくだけ。」

「でも本当に素晴らしいのは、たどり着いた演奏ではなくて、
そこを目指して磨きをかけていく、みほさんの姿そのものだよ。
だからみほさんにとっては発展途上の演奏でも、みんなが喜んで聞きたがるんだ。
挑み続ける姿、磨き続けるプロセスそのものに自信を持って欲しい。」


「ボクが連れて行ってあげるし、行き先は決まっているから大丈夫。
それに行くのはみほさんの力じゃなくて、ボクの力だから。」
 (超・超得意げ!たぶんドヤ顔)

そういえば、相棒くんとの距離はこの1年でグッと近くなったのでした。
家で練習しながらそう感じることが何度もあった。

たくさん大事なことを言ってくれたので、忘れないように書いておきたいのです。
というわけで、まだ続きます…。その3で終わる予定(笑)



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コメント
なんていいお話でしょう(*´∇`*)

心があったかくなります♪

幸せになれることがわかったなんて、
感動です!!

明日からは、楽器との出会いに感謝して弾けます(*^^*)
【2015/01/25 04:25】 | 吉瀬 弥恵子 #- | [edit]
吉瀬さん♪

吉瀬さんの楽器も
色々なところに一緒に行って、たくさんの曲を弾けて
毎日嬉しく幸せだろうな~と思います。

行きたくない人のところにはいかないそうですから(笑)
そう思うと、自分の楽器が本当に愛おしくなりますね。
【2015/01/25 13:34】 | ささきみほ #- | [edit]












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