劇場のピアノ

 2011-07-29
劇場でピアノを使う場合には、通常しまってあるピアノ庫などの場所から、
舞台やオーケストラピットに移動しなければなりません。
その後に調律士さんがやって来て、調律をすることになります。

わたしは、そのピアノの調律の音が好き。
調律はたいてい、午前中のまだ静かな時間にされることが多く、
皆が本格的に動き出す前の助走時間のような朝に、
単調だけど規則性のある、あの落ち着いた感じの音が聞こえてくるのが心地良い。

こちらも何かしら作業をしているので、
隣に行ってジッと観察させてもらったことはなく、
何をどんな順番で合わせているのかは見当がつきませんが、
半音づつ行ったり来たり、和音でも行ったり来たり…の調律の音は馴染みがあります。

その音を久しぶりに聞いていた時に思ったこと。
ヴァイオリニストさんは自分の楽器を弾くことが当たり前だけれど、
ピアニストさんは毎回、自分のではないピアノを弾いているんだ!
今まで、こんな当たり前のことに気が付かなかった…
というか、そういう視点で考えたことがありませんでした。

ピアノが主役になる演奏会の場合には調律士さんにもいろいろと注文できるだろうし、
ピアノに触れる時間も十分あるだろうけれど、
そうでない場合は、劇場はいろいろな人が同時に仕事をしているので
音を出せる時間は限られていて、そういう状況で自分のとは違う劇場のピアノを弾くことは
結構大変なことなのではないかな?

自分がヴァイオリンを弾くようになったことと、仕事のブランクが長いことで、
今までとは違った視点からものを眺めるとこができるようになっていて面白い
本当はそんな事考えている余裕は、あんまりないのだけれど(^^;)


関連記事
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://enjoy484.blog79.fc2.com/tb.php/42-5ec0ef1e
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫