味噌作りの日

 2012-02-12
昨日、母のところに味噌を作りに行ってきました。

下りの電車に乗って1時間、バスに乗り換えて20分のところに、母は一人で住んでいます。
わたしはほぼ音信不通の娘で、母のところに行くのは、兄弟家族と集まる年末と、
味噌作りの日くらいになってしまっています。(ゴメンね)

母が圧力なべで大豆を煮て、フードプロセッサー2台で砕いて(わたしも家から1台持参します)、
わたしが麹と塩をこね混ぜて、2人で丸めて瓶にポンポン投げ入れ…。
毎年やっていることなので、話しをしながら自然に手が動いて、
今年も2瓶の味噌を仕込みました。(今年は1瓶って言っていたような気がしたけど…?)

母のところには、母が20代の頃から使っている一枚板のちゃぶ台や、
昔ながらの黒電話や陶器の湯たんぽ、2層式洗濯機があり、現役で活躍しています。
わたしもかつてはそのちゃぶ台でご飯を食べ、黒電話を使っていました。

訪れる人が「そのちゃぶ台、骨董屋が見たら欲しがるよ~」とか、
「その黒電話、いいわね~。私も欲しいわ~。」と言ったりするそうだけど、
母は、「だって昔はみんなこれを使っていたでしょ。
みんな新しいのがいいって古いのは処分しちゃってさ。私はただ替えずに使っているだけ。」
はい、ごもっともデス。

75歳の母は、新しいお菓子や料理を試したり、図書館に行って読みたい本をリクエストしたり、
週1回ミニテニスに行ったり、写生会や旅行にも出かけて行きます。
こんなに元気にしているけれど、自分の人生をどう終えるかも考えていて、
いらないものを処分することや、エンディングノートのようなものを書いたりしているようです。

「古い日記、読み返さずに全部捨てた。もう過去はいらないの、未来だけ見ていくから。」
うん、それがいいです。過ぎた悲しいことや苦しいことをわざわざ思い出さなくてもいいです。
父と激しいドラマを繰り広げ、わたしたち兄弟もいろんな思いを味わったけれど、
今振り返れば、遠い夢の中の出来事みたいに思えます。

「点滴くらいはされてもいいけど、それ以外はイヤだから延命措置は断ってね。
口からご飯が食べられなくなったら、私死ぬのがいいから。」
もうずっと前から言っているから良く分かってます、管をいっぱい付けたりはさせないよ。

今年は、もう少し母に会いに行くのもいいかもしれないな、と思いました。


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