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今年を振り返り

 2018-12-31
今年も残り数時間となりました。どんな1年だったかなぁと数日頭の中で振り返っていましたが、淡々と毎日を過ごしてきた印象で、あまり良いことが浮かびませんでした。

ヴァイオリンを始めてから、毎年人前で弾く機会をつくってきましたが、今年はそれがありませんでした。先生のところは発表会はないので自主的に何かしなければこうなるので、こちらが普通なのかもしれません。わたしにとっては消極的な意味合いですが新しいことですね…。

自分の決めた日にレッスンへ行く。そのための課題を練習する。仕事で弾けない日があると忘れてしまってまたやり直す。手や肩の調子が良くないとあまり頑張れない。そんなことを繰り返していました。仕事が忙しくても調子が良くなくてもやるときには会でもなんでもやるので、それが理由ではありません。誰かの前でヴァイオリンを弾くことは、今までもノリノリでやりたい!と思ってやっていたのではなく、自分を奮い立たせて頑張ってというのが正直なところなので、ただそれをしなかったというだけ、かな。

表立った成果は無かったかもしれませんが、自分の中では少し変化してきたところがあって、以前のようにギリギリと自分を頑張らせたり、いじめたりしなくなってきました(笑)。なるべくゆっくりゆったりする時間を取って、家で好きなものを作って食べたり、花を可愛がったり、肌触りの良いものを着たり。日常の幸せ度は少しずつアップしつつあります。

今年、初めてヨーロッパに旅行へ行って、その後放送大学で学び始めました。自分がしてきた舞台の仕事やヴァイオリンについてこれまでと違った角度から見てみることで、経験と知識が結びついて立体的に感じられる面白さや、新しい発見をしています。こうしてみると、今年は熟成期間のようなものだったのかなぁと思います。

今月になって相棒くん(ヴァイオリン)を調整してもらい、弓も整備して、かなり音が変わって戸惑っていますが、これを転機にだんだん良くなっていきたいと思っています。本当に、そうなっていくことを期待しています!

今の気持ちは穏やかで、でもちょっと疲れていて、お昼寝したいような気分です(笑)。お昼におそばを食べて、同居人の息子氏は仕事へ出かけ(今日は泊まり)、わたしはこれから一人でちょっとドキドキしながら(楽しめるかどうか心配…)、ライブハウスへ出かけてきます。

ではまた来年!(たぶん明日更新します、笑) みなさま良い年をお迎えください。


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相棒くんとの関係をやり直し

 2018-12-27
今日は今年最後のヴァイオリンのレッスンでした。

調整が終わった相棒くんときれいに整備してもらった弓、良いには違いないのですが、いろいろと勝手が違うので大変です。練習を始めても何度も何度もボウイングの練習をしていて、なかなか他のことに進みません(笑)。上手く良い音が出る加減がなかなか難しい…。仕事で数日弾けなかったら、さらに何だか上手くいきません。クロイツェル41番も振り出しに戻ってしまって、やり直しの感が。

先生には調整のご報告をしてあったので、様子を見てくださいました。一度にいろいろな変化があったのでそれに合わせて弾き方を変える必要があり、どんな加減が良いのかを少しずつ試していきます。「こうやってみては(^^)」と言われた事がすぐにできてはいませんが、なんとなく今の状況に合わせた弾き方や使い勝手が分りました。

よく響く楽器は弓に力をかけて擦らなくてもよく、軽い圧力の弓で加速しながら音を出すのが良いようです。浮いて滑ってしまう弓ではなく、弦の響きを止めてしまう押さえた弓でもなく、なかなかその加減が難しい…。でも!先生の新しい軽い弓をお借りして弾いたら自然に音が出ます!また嬉しい気持ちになってしまった(笑)。嬉しい気持ちも含めて、それを自分の弓でできるようにしなきゃ。

調整された相棒くんはとても明るく良く響く音になりました。それはわたしが願っていたことなのですが、その音にちょっと戸惑っていることに気が付きました。いつもそうなのですが、先生はわたしがそう感じているのを本人が自覚する前に察知します。そうなんですよね、何というのが良いのか、相棒くんに置いていかれた感じがして、ちょっと寂しいような…。

ツィゴイネルワイゼンの好きな部分を弾くと、ちょっと、これまでのようにわたしの気持ちを分かってくれない…というのかな。おかしな表現だけれど、そういう感じです。ああ、でも先生の弓で弾いた時にはそうでもなかったな…。何なのだろうなぁ。そういえば、家で他の部分を弾いた時には、今までよりも雄弁に唄ってくれると感じたりもしました。んん~。

今年最後のレッスンでしたが、そんなこんなでいつもと違う内容になりました。良い音と魅力的な音は何が違うのか?とか、わたしは不健全な音の方が好きなのか?とか、いろいろ思ってしまい先生とお話しして、弾き方の方針も分かって良かったです。

これでお正月はゆっくり相棒くんとの関係を深められると思います。



生まれ戻った弓と相棒くん

 2018-12-21
調整と整備をお願いしていた弓と楽器を受け取りに、ヴァイオリン工房へ行ってきました。

今度からお世話になることにした工房は、今年の秋にオープンしたばかりのレゾネイトというところです。着いた時にまだ少しだけ弓の作業が残っており、オープンキッチンならぬオープン工房(?)で作業の様子を見させてもらいました。そりゃもう、こういうところは大好きですよ、一日中見ていたい(笑)。

調整が終わった相棒くん(いつものヴァイオリン)、見た目はいつもと同じですが音を出してみたら、あれ!明るくすっきりと抜ける音がします!工房の弓を借りて弾いたのですが「弓があまり良くない」とのことで(わたしには相棒くんの音が変わりすぎて分らない、笑)、急いで作業を終わらせてくださり自分の弓で弾きました。「イタリアの青く晴れた空の音」とはいかないかもしれないけれど、今日の晴れた空のような音です。

そういえば、買った当初はこういうスケール感のある音がしていました。そうだった、そうだった。いつのまにか調子の悪い相棒くんに合わせた弾き方になっていて、わたし自身もいろいろあったので、お互いに調子の悪いコンビになってしまっていたのだな。相棒くんは優しい音ではあっても、良い楽器特有の強さを持っていると言われました。

その良さを発揮するには弦を振動させ続ける、等速直線運動よりも二次曲線のような力のかけ方が必要と、わたしが音を出すのを聴いて感想を言ってもらえました。それは、いちいち音が失速するわたしにいつも先生が言ってくれることと全く同じです。楽器をブワンと振動させるのに、ちょっとタイムラグがかかるというお話に、以前先生に「今度の楽器(相棒くん)はこれまでの普通乗用車ではなく大型トラックのようなもの(^^)」と言われたのを思い出しました。

ラッピングの交換が終わった弓は53グラムで、今までとほとんど重さは変わっていません。これまでの薄汚れてくたびれた印象から、本来の素性の良さに相応しい外見になりました。買って2年も経つのに、こうしてあげるまで時間が掛かってしまってゴメンネ。

家でそうじをした時にとても軽くなった瞬間がありました。以前一緒にオークションで購入した妹ちゃん(もうひとつのヴァイオリン)をそうじした時にも同じことを感じたのを思い出しました。そうじしても物理的に軽くなるほどの汚れはありません。わたしが気に入って選んでしまうものは、どうも幸せな楽器人生を歩んできたものでは無さそうな見た目のもので、大切に思ってきれいにしてあげると、これまでの悲しさや恨みといった重たい気持ちが解消されて軽くなるのではないか?と思ってしまいます。

整備した弓が先生の新しい弓に似たら嬉しいなと思っていたけれど、弓よりも相棒くんの変化の方が大きく、良く分らなくなっています(笑)。でもどちらもとても良くなったことは確かです!すごく良い!相棒くんに出会った頃のように、またスケール大きい演奏ができるように練習していきたい。

少し早いクリスマスプレゼント+お年玉です。今度の連休が終わると仕事はずーっと休み(笑)なので、じっくり練習もできるようになります。あと少し頑張ります。


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交換した駒と魂柱も持ち帰りました。弓はTOURTEの刻印ですがTOURTEではありません(笑)。



新しい工房へ行ってきました

 2018-12-20
弓のそうじをしてから、音や使い勝手が変わって、何が何だか分らなくなっているついでに(笑)、弓のラッピングの交換とヴァイオリンの音の調整をしてもらおうと、昨日新しい工房にでかけました。いえ、もともと今月中にとは思っていたのです。

相棒くん(今のヴァイオリン)に出会った時、ずーっとその前から離れないわたしに楽器の説明をしてくれた技術者さんに再会ができ、安心して預けることができました。買った時にはもっと良い音がしていたような気がします。「相棒くんがもっと良い音になったら…」と思っていましたが、これまでは上手く伝えられず、どうしたら良いのか分らなかった。この楽器を良く知っている人にまた見てもらうことができて、とっても嬉しいです。駒と魂柱の交換をして調整してもらうことになりました。。

弓の方は、見てもらったところオールドフレンチボウのクニオ・ユーリかもしれないということが分りました。もちろん鑑定書などは無いので実際のところは分りませんが、信じて良いのではと思います。わたしから「何だと思いますか?」と尋ねたのではなく、見てすぐに「あれ?これは…?」と思い当たった様子だったので。

相談した結果、先日の先生の弓と同じくらい軽くなるかもしれないけれど、ラッピングは銀糸でやってもらうことにしました。先生の新しい軽い弓、とても良かったから見た目も音も似た雰囲気になったら嬉しいな。

毛替えはまだそれほど経っていないのでしなくて大丈夫と言ったのですが、帰ってからやはりやってもらいたいと連絡しました。良い弓だろうということが分ったし、せっかくの機会なので一度全部リセットしてもらう方が良い。今の毛替えの状態に少し気になるところもあったし、わたしが技術者だったら、全部自分の思うように完成させたいと思うだろうから。

今まで楽器屋さんへ行くのはちょっと心に準備がいることでした。いつでもわたしには少し敷居が高く感じられて、いろいろ相談できる状況ではありませんでした。それが、ようやく安心して普段のわたしのまま行かれるところが見つかって、本当に良かった。

今日は劇場へ行っていて、明日受け取りに行くことになっています。仕事中にも、「相棒くんはきっと良い音になっているに違いない…」と妄想して、ひとりで幸せな気持ちになっていました。こんな気持ちになれて嬉しい。明日が本当に楽しみです。



魔法の棒になったかも

 2018-12-18
この前のレッスンでおそうじした弓を先生に見てもらいましたが、ざっとやっただけでまだ汚れが取れていないところがあり、レッスンの翌日の金曜日に改めてやり直しました。今回はネジを緩めてフロッグを外したので、弓の毛を気にすることなくできました。やっぱりまだ結構汚れていました!

ちょっとやっただけでもかなり音や使い勝手が変わったので、しっかりそうじしたらどうなるか?と思いましたが、最初の時ほどのインパクトは感じませんでした。すでに、もう、何が何だかよく分らなくなっているので…(笑)。そうじをしたら音を出すのが楽しくて、夜にふたご座流星群を見に出かけようと思っていたのに行きそびれました。

弓の毛の張り具合で音が全然変わってきます!どのくらいが良いんだ?と試していると、え~、こんなに緩くていいの?と思う加減で一番良い音がするような気がする。今まではもっとアバウトだったのですが、顕著に違います。あとは、駒からの距離を変えてみたり、弓の使う場所を変えてみたり、ついでに松脂も持っている4種類を試してみたり。

圧力をほとんど掛けずに大きく弓を使うのは難しいな…。でも気がついてみると、今までよりも弓元ギリギリまで使っても「ギコッ」とならず、弓先ギリギリでも擦れたりしません。わたしが急に上手くなったはずはないので、弓のそうじの成果です。あとですね、音程が合っているのか外れているのか、今までよりもハッキリ分ります。

それから、謎なのですが、ツィゴイネルワイゼンの細かく速い部分を弾くと、左手がこれまでよりも良く動くような気がします。実際には調子が悪く動かしにくいのに、どうして…?フラジオレットは今までやってもやっても音が出にくかったのが、いつでも音がひっくり返る準備ができてます!というような感じ。

でも何よりも違うのは音の質です。声が変わった!自分の声に戸惑っている変声期の中学生みたいな感じ。いや、変声期を経験したことないので想像ですが(笑)。なんだか、これまでの音とは次元というかレイヤーというか、がちょっと違う感じです。今までは自分の頭の中にある音がヴァイオリンから出てくると思っていましたが、訂正します。思ってもいなかった音が出てきます。逆にそれを自分にインプットしている状態です。

この週末は劇場での仕事は無く、ヴァイオリンも弾けました。まだまだ今までと違うことや思うことがありますが、よく整理できていません。弓を変えたわけじゃないのにそのくらい違うし、感じる事がたくさんあります。

金曜に極大だったふたご座流星群は、外へ行かなかったけれど家の窓から頑張って見たら、3つも観測できました!雲の間からでも分るくらい明るい流れ星でした。



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