調子が戻ってきたと言ってもらえました

 2018-07-06
昨日はヴァイオリンのレッスンへ。肩の調子が良いときに以前のような弾き方で弾くリセット計画は少し進んだものの、また練習の間があいて課題は振り出しに戻ってしまっていました。リセット状態は維持できていたので、まずはそれが重要だと思いながらも、レッスンの日が近づくにつれ焦る気持ちが出てきます。(いつも通りのことですが)

出先から戻りバタバタと練習を済ませレッスンへ行く電車の中で座ったら眠たくなって、乗り換えても座れてまた眠たくなって、それが良かったのか、頭の中がスッキリとした状態になりました。肩のサポーターをしないでレッスンへ行くのは初めてだったのですが、重音シリーズ2巡目のクロイツェル32番を弾いても、ツィゴイネルワイゼンの冒頭をガシガシ弾いても、肩が外れてしまうことはありませんでした。良かった。

クロイツェル42番まで終わった後に32番に戻ると、初回よりも少し進歩していました。「クロイツェルの32番以降をこなすためには、いろいろ解決できないとそもそも弾けませんので、ひと通りやったということはそれができたということです。(^^)」自分ではあまり解決できている実感はないので他人事のように首をかしげる様子を見て、先生がそう言いました。

わたしは楽譜を見てもシステマチックに頭の中で整理して考えられないので、どうやって弾いているのか自分でもよく分らないのです。楽譜にたくさん指の番号や暗号(笑)を書き込んで、それを見て音を出しています。これもひとつの解決作ではあるかもしれません。

もちろんまだまだ音程は怪しい部分も多く、「カールフレッシュでガリガリ音程の練習はやりますので(^^)」と。以前からチラチラと聞いていたカールフレッシュの音階教本(たぶんわたしの苦手なタイプ、笑)について具体的なお話しが出ました。ん~、先のことはあまり考えないことにしよう…。

ツィゴイネルワイゼンは長く練習するうちに気後れする部分はかなり減ってきました。力加減が普通っぽく戻ってきたので、それに伴い少し線の太い音が出せるようになっているかもしれません。レッスンの後「うん、かなり調子を取り戻した感じがありますので、非常に良いです(^^)」と言っていただけました。

レッスン前には追い詰められたような気持ちになってしまいますが、それが取り越し苦労だったと感じることの方が多いです。音程や左手、右手、技術的なことを個別に考えるよりも、どんな心持ちでどういう音を出そうとしているかがより重要なことかもしれません。音楽は伸びたり弾んだり膨らんだりしぼんだりする柔らかいもの。弾くことに夢中になっていると、体中に力が入って硬くなり、息を止めていることもあります。わたしももっと柔らかい伸び縮みする気持ちと身体でいようと、昨日も今日も練習をしながら思いました。

これから暑くなるのと同時に仕事が忙しくなっていくので、夏の終わりには調子が悪くなってしまうのが常でしたが、なんとかそうならないようにしたいな。ヴァイオリンの練習をすることももちろん必要ですが、それ以上に調子を崩さないことが最も大切なことだと今さらですが改めて思います。

昨日かなり力を入れて弾いたからか、今日は左手が動かしにくくなってあまり力が入りません。でも練習するとそれなりに弾けるので調子を見ながらやっていくのが良いかもしれません。仕事の予定やヴァイオリンの課題を進めることや、新しく増えた放送大学の勉強など、なんでも重たく負担に感じてしまうクセを改めて、軽やかな気持ちで進めたいと思います。



本番の朝に

 2018-07-03
舞台の裏方のお仕事は主にバレエの発表会です。以前はオーケストラが入るようなバレエ団の公演にも携わっていましたが、今はそちらはほんの時々で、バレエを勉強する子どもたちや大人の方たちの舞台がほとんどです。

週末2日続けての仕事の時には、土曜日に仕込み・舞台稽古、日曜日にゲネプロ・本番・バラシというスケジュールのことが多いです。日曜日の朝は子どもたちも早くから劇場に入ります。

この前の日曜日の朝、最寄り駅から劇場へ向かう途中、綺麗に頭を結った姉妹とお母さんが前を歩いていました。その嬉しそうな様子に「今日はこの子たちの大切な日なんだ。」と改めて思いました。

自分にとって舞台の仕事は日常的なことですが、そこで会う生徒さん達にとっては年に一度や二年に一度の発表会。そのために何ヶ月も前から練習して、決して安くは無い費用をかけて舞台に立つ日です。何か不手際や間違いがあってはならない。上手く踊れるかどうかはこちらが手出しできることではないけれど、なるべくそうできるように環境を整えてあげるのがわたしの大きな役目です。

嬉しそうな後ろ姿を見ながら歩いていたら、わたしにも発表会が特別な日だった子どもの頃を思い出しました。そんなことを思っていたらお母さんが振り返ってわたしに気がつき、挨拶してくれました。「おはようございます。今日はよろしくお願いします!」待ち合わせていたお友達とママと、別の入り口からホールへ入っていきました。

本番になり客席にお客さんが入ると、子どもたちの様子はゲネプロとは全く違います。まだ学校へ入る前の小さな子たちでもそうです。小さい子は客席に手を振ってしまったり、少し大きくなるとお客さんを意識して嬉しそうに、恥ずかしそうに、でも自分のやるべきことを忘れないようにと意識しているのが分ります。そうだなぁ。こうやって舞台に立つというのがどういうことか経験して学んでいくんだよね。

裏方のわたしは緊張感は持っていても緊張はぜず、まずまず平静。仕事を始めた頃からわりとそう。でもバレエの発表会に出ていた子どもの頃は、舞台の上でいつもと違うことを考えてボーっとしてやることを忘れたり、少し大きくなると緊張して自分の身体じゃないみたいに感じたり、どう考えても本番に強い人ではなかった。それでも舞台の上では良い意味で練習とは違う踊りができることもありました。

お客さんの前に立つというのはすごいことです。袖から意を決して出て行く瞬間の姿を見送りながらいつもそう思います。日常的に「本番」という時間に触れられているのは本当に貴重なこと。裏方であっても少し間があくと勘が鈍ります(笑)。


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駅に行く途中に咲く街路樹のムクゲ。夏の朝、疲れている時に元気をくれる花です。



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