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音は意識を持っていったところにいく

 2018-03-30
昨日はヴァイオリンのレッスンでした。急に初夏のような陽気になり、レッスンに向かう道すがらヴァイオリンケースに日が当たるのがちょっと気になったりして。

このところクロイツェル41番とツィゴイネルワイゼンの好きなフレーズをかなりムキになって練習していました。左手を広げるとか細かいヴィブラ―トのために一生懸命に動かすとか、音楽の練習というよりも筋トレやリハビリのようなことです。そういうことは本当に継続が必要で、帰ってから夜中に消音機をつけて弾いたりして頑張ったのですが、レッスンでは自分が思うようにはなかなか…。

41番は半分弱までしか進まず音も苦しい感じでしたが、先生は「かなり難しいのでこれだけできていれば十分です。むしろかなり良くできています(^^)」と言ってくださいました。ツィゴイネルワイゼンは「この部分については相当良いので大丈夫です(^^)」とも言ってくださいました。レッスン中もそのことを聞いていたのですが、後からレッスンの録音を聴いて改めて認識しました。

いつもできないことにばかり気が行ってしまって、先生が良くできていると言っていることに気が付きません(笑)。どれだけ自分はもっとできるはず!と思っているのだろう。言ってくださった評価をしっかり受け取ろう。もちろん現時点ではとか、わたしにしてはという注釈付きなのは承知しています。

ツィゴイネルワイゼンのこの部分は、どうやって弾くかの計画がハッキリしてきたので、できないことがよくわかるようになってきたのです。他の部分はまだまだ自分なりの計画がハッキリしていないので、できないことも良くわかっていないもかもしれません。

ついつい内向きな音になってしまうのを「もっと後ろの方の人に届くように、もう一段演奏者から音が離れた方がよいと思います(^^)」と。視線を上げるとか意識を遠くへやると、音もそういう音になる。
わたしはつい目をつぶってしまうのですが、目を閉じて弾くことは見る以上に無限に遠くへ意識を持っていくことができる反面、無限に近くにもなるとのことです。家でやっているように目をつぶって遠くに意識を広げたらそういう音になりました。狭い部屋で練習しているとその部屋のサイズに合った弾き方になってしまうし、もともと自己探求型思考回路なので気を付けないと音も深く深~く潜って行ってしまいますね。

レッスンの帰りに近くの桜を見に行きました。お花見にすっかり出遅れていたら少し満開を過ぎた樹もありました。でもやっぱり来て良かった。


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中欧教会めぐり① ~シュテファン寺院~(オーストリア・ウイーン)

 2018-03-19
2月に行った初めてのヨーロッパ旅行、帰ってからもうひと月経ちました。感じることが多すぎてなかなか整理できずにいましたが、ようやく少し消化できたように思います。少しずつ、トピックごとに書いていきたいと思います。

初めて降り立ったヨーロッパはウイーンで、チラチラ雪の降るグレーな印象。移動の後の観光にも疲れてかなりドンヨリした気分で訪れたのが旅行最初の教会、シュテファン寺院でした。市内観光で外観だけ見る予定だったのを10分中を見てきて良いことになりました。


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入って中を見上げたら、どうしてか突然込み上げる気持ちに涙が出てきてしまいました。衝動的に湧き上がった気持ちをどう説明したら良いかわからないけれど、無理やり言葉にするとしたら「嬉しさ」とか「大きな安心感」というのに近いかな。ウイーンの観光名所でいろいろな国の人たちがたくさん居ながらも神聖な空気はゆるぎなく、建物の大きさだけでなくその場の大きさにも感動したのかもしれません。それをほんの一瞬で感じて動揺したのです。それと同時に、なぜだか頭の中にモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が流れて来ました。

「教会で泣いている怪しい人になっている場合ではない、時間がないんだ!」と思って、泣きながらあわてて撮った写真は良い出来とは言えませんが、印象深いものになりました。


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この旅行、意図したわけではないのですがモーツァルトにゆかりの地を巡る旅のようになっていて、しかたないので(笑)行く前に少し予習をました。このシュテファン寺院はモーツァルトとコンスタンツェとの結婚式、モーツァルトの葬儀が行われた場所でもありました。


はぁ…、教会めぐりをサックリと2回くらいに分けて書こうと思ったのですが、長くなってしまいどうやら無理っぽいので、今回はここまでと致します。シュテファン寺院だけは感じることが多かったので、今後は1つ、2つまとめて書けるかな…?(あまり自信がありません。)



大好きなフレーズ

 2018-03-16
先回のレッスンから1週間くらい妹ちゃん(少し軽い方のヴァイオリン)で練習した後相棒くんに持ち変えて弾くようになり、昨日のレッスンは相棒くん持参で行きました。レッスン前に家でボーイングの練習を始めたらまた弓が跳ねて直らなくなり(特にE線の下げ弓)、右手も調子が悪くなってきたのでは?と、弓を置いて手を動かしてみたりして少し深刻な気持ちになったのですが、ただの気にし過ぎだったようでレッスンでは大丈夫でした(笑)。

今回はクロイツェル40番の残りとツィゴイネルワイゼンのわたしが大好きな部分を重点的に。何度も書いているように、わたしはツィゴウネルワイゼンをさらさらと弾けるような腕前では決して無いのですが、練習のための課題として曲にもサラサーテにも敬意を払って取り組ませてもらっています。

超絶技巧の部分をそれらしく弾くことは困難ですが、ミュートを付けて弾くこの部分は音の並び自体は難しくなく、だからこそ別の意味でとっても難しいのかもしれませんが、それなりに弾けるようになりたい。ツィゴイネルワイゼンを練習するのはただここをやりたいからといっても過言でないくらい、好きな部分です。

先生はフレーズの組み立て方の計画や、弓の使い方、ヴィブラートのかけ方、強弱などを論理的に、それに加えてどういうイメージをもって弾くかということもお話ししてくれました。こういうメロディーはつい、気持ちよく情緒的に弾けば良いような気がしてしまうけれど、気持ちよく情緒に浸るのは聴く人の側であって、弾く側には違う役目があるのです。

先生のお手本を「あぁ~、こんなふうに弾けたらなぁ~」とウットリしてしまうのだけど、自分でそれをやろうと思ってもマネできません。「どこがどうだったかというのはすぐに忘れてしまうものです。聴いた時にどんな風景が見えたかということの方が確かなことです(^^)」イメージ&妄想先行型の自分にはそう言っていただけることはすごく助かります。

どんな弾き方・イメージが良いのか、正解というのは無いけれど、先生が言われることとわたしのイメージはそれほど違わないと思うので、本当にそういうふうにできたらなぁ~と思います。レッスンの録音を聴いたら、自分の弾く音が少しずつ変わってそれに近づいて行くのが分り、幸せです。

言われたことがその場である程度できないと、なかなかこういうレッスンにはなりません。それには事前にある程度まで弾けないことには話しにならないし、言われたことを音に反映できる技術や頭の柔らかさも必要ですね。ん~、それにはやっぱり自分で練習することだなぁ…。当たり前過ぎることを今さら思います。

レッスンの行き掛けに通ったパン屋さんで気になったもの、帰りにまだあったので買って帰りました。


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パイプオルガンが聴きたくて

 2018-03-10
先月のオーストリア・チェコの旅行ではたくさんの教会や修道院を見てきました。ツアーに予定されていたところ以外に自分で行きたいと思って訪れた場所もあります。まるで教会めぐりツアーのようでした(笑)。

たくさん回ったのですが、それぞれの滞在時間はあまり長くなかったので、パイプオルガンの音は全く聴く機会がありませんでした。初めて見るヨーロッパの教会はどこへ行っても素晴らしい空間…としか表現できない自分がもどかしいです。パイプオルガンもさまざまで、大抵遠くの上の方にあるので詳しく見ることはできませんでしたが、あの空間でパイプオルガンの音を聴いたらどんな気持ちになるのだろう…?と、帰って来てからでは今更遅いけれど思っています。

そんな心残りを果たすべく、サントリーホールのお昼の無料オルガンコンサートへ行って来ました。昨年9月以来です。この日はドイツのマルティン・シュメーディングという方の演奏でした。これまでパイプオルガンにはどちらかというと直線的で固いイメージを持っていたけれど、この人の演奏を聴いたら、弾力のある曲線のような生き生きとしたものに感じられました。すごく良かった。


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3曲目のバッハBWV29は、あれ?これはとても聴き覚えがある…、無伴奏パルティータ3番のプレリュードと同じでした。不勉強で聴くまで知らなかった。




参考までに。演奏しているのは別の人です。

旅行先にはあちこちに教会があって、パイプオルガンもきっと身近な存在なのだろうなと感じます。そういう場所でオルガンの音楽が生まれて、初めて演奏されたのも教会のオルガンだったのだろうな。日本人にはなかなか聴く機会がない楽器ですね。

3月に入ってからとても眠たい日が多く、我慢できずにお昼寝してしまったり、夜も早く寝たりしていました。花粉で目が開かないのか?眠たいのか?と思っていたけれど、ようやく目が覚めてきたようです(笑)。教会めぐりの様子もそのうちに書いてみたいと思います。


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ウイーンのシュテファン寺院のオルガン

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妹ちゃんとレッスンへ

 2018-03-02
昨日はヴァイオリンのレッスンで、ちょっと軽い方の妹ちゃん(2台目のヴァイオリン)を持っていきました。最近は相棒くん(いつものヴァイオリン)ばかり弾いていて、控えの選手のようにほとんど出番がありません。レッスンへ持っていこうと決めたら嬉しそうで張り切っているように感じられました。何がどうとは言えないけれど、そんな雰囲気がしたのです。

もともとわたしの調子が悪いために妹ちゃんの出番がやってきたわけで、テンションの違う二人組み(?)で先生のところへ。楽器だけが張り切ってくれてもわたしの方は右手に変に力が入ってしまっていたようで、弓が跳ねてなかなか直りません。レッスンの始めにそういうことがあってもたいていはやがて落ち着いてくるのですが、昨日は根本的に何か違っていたようで直りません。時間をかけてボーイングの復元練習をしました。

左の肩が痛くなるので捻りたくないけれどクロイツェル40番の練習で普段以上に捻る必要があって、捻りたくないけれど捻らなくては…という葛藤に連動して、代わりに右手が捻れていたみたいです(笑)。後から考えたら合点がいきました。先生が弓を貸してくださりボーイングの練習を繰り返しやったら、最後の方には自分の弓に持ち替えても跳ねなくなりました。良かった…。

妹ちゃんの音を先生に聴いてもらうのは久しぶりです。「やってきた最初の頃はやさぐれた表情をしていたけれど、良い音が出るようになりました(^^)。」「技術の差でちゃんと音に違いが出るようになっています。良くない楽器は何をやっても同じ音しか出ませんから(^^)。」と言ってくださいました。妹ちゃん!褒められたよ!良かったね。満足に弾けなくてごめんね。

一方でわたしの方は、肩の調子が悪くなってしまうことやそれで練習が進まないことなどを何度も繰り返している状況に、久しぶりに気持ちが沈んでしまいました。まともなレッスンにならない状態が何度もあり、先生もイヤになってしまっているのではないか…。家に帰ってからも大きなため息が出たり、あ~とか、う~とか口から出てきてしまう。旅行へ行っていたから練習できなかったというのももちろんあるけれど、その後が良くないので「楽しんできたんだから仕方ないじゃん!」とはならないのですね。

今日はいろいろ進まなくても慌てずに、できる範囲の練習をゆっくりやったら気持ちも落ち着きました。復元後の状態が維持できていて今日は弓は跳ねませんでした。練習しなければ…と思うことがプレッシャーになることか多いのだけど、練習することで気持ちが落ち着くということもあるのだな。



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