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疲れていないつもりだったけれど

 2018-02-28
旅行から帰って数日はいろいろと予定がありシャッキリしていて、旅行中もその後も時差ボケもぜず「わたし完璧!」とか思っていたのですが、その後疲れが出たみたい。そういうのは弱いところに出るものでまた肩の調子が悪く、脱臼したのは自分でなんとかできたけれど家での練習を休んだり、左の肘を支えるために足に乗せてみたりしていました。

久しぶりに少し軽い方の妹ちゃん(2台目のヴァイオリン)を弾いてみたら、こっちの方が断然楽です。大きさはさほど変わらないけれど楽器の厚みが少し薄く腰が張っていないスリムな形なのと、アゴ当ても軽いものを付けていてネックがほんの少し細い。そういう細かい違いの積み重ねでずいぶん違ってくるものですね。普段はそれほど感じないけれど、今のわたしは重さに敏感なので(笑)。

旅行に行って感じたことのひとつは、自分も含めアジアの人は小さいということ。オーストリアもチェコも飛行機や空港で見た人もみんな大きく、出てくる食事の量も多くてスプーンやフォークも大きい。乗った地下鉄にはつり革が無く、上にある手すりには手が届かない。日本人女性としては平均的な160センチのわたしは子どもみたいな大きさ。

大きなヨーロッパの人と同じ大きさのヴァイオリンを弾くのはちょっと大変なことなのかもしれないなぁと、今更ながら思いました。大きい人にはヴァイオリンは軽くてちっちゃくて、取り回しが楽なんだろうな。7/8サイズのヴァイオリンを弾いたことは無いけれど、体との比率からしたらそれで同じくらいになるかもしれませんね。

旅行の写真は、先日載せた晴天のハルシュタット以外はほとんど教会や大聖堂などの建築物と街並みです。あとは乗り物とホテルの部屋(笑)。食べたものやお店屋さんの写真はほとんどなく、自分の興味のありかが顕著に分りますね。

オーストリアから入りバスでウイーン、ハルシュタット、ザルツブルク、チェコのチェスキークルムロフ、テルチ、クトナーホラ、プラハを周り、音楽に関連ある場所は、ツアーの予定の合間にザルツブルクのモーツアルトの生家とプラハのドヴォルザーク記念館に行きました。あとはプラハの自由行動の夜にエステート劇場でひとりでバレエを観に行きました(チケットは前もってインターネットで購入)。

憧れの遠い場所に思っていた「ヨーロッパ」という漠然とした場所が、実際に行ってみるとそこが自分にとっての現実になり、嬉しいと感じたり、別に普通だなぁ~と思うところもありました。どこに行っても良くも悪くもわたしはわたしという当たり前のことも感じました。


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ウイーンやザルツブルクでは人を乗せる観光用の馬車を見ましたが、これは地元のStieglというビールを運ぶ馬車。ザルツブルク祝祭劇場に並んで建つフェルゼンライトシューレ付近にて。左上の崖の上にホーエンザルツブルク城が見えます。



帰ってきました

 2018-02-20
オーストリアとチェコを周り6つの世界遺産を見るツアー、2月12日の夜に成田を出て、昨日19日の夜に帰ってきました。限られた期間にたくさんの場所を周ったので忙しかったけれど、中身の濃い旅行になりました。あちこち行ったために、何を書いても長くなってしまいそうなので、少しずつご報告しようと思います。

街中だけでなく、こんなところ(オーストリアのハルシュタット)にも行きました。ヨーロッパで一番美しいといわれている場所だそうです。本当に素晴らしい景色でした。

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iPhone SE で撮りっぱなしのそのままですが、商業写真のような美しさです(笑)。


帰ったばかりですが今日は一日出かけていて、夜になって久しぶりにヴァイオリンを弾きました。久しぶりだからか旅行先でいろいろ感じたことがあったせいか分らないけれど、このニスを塗った木の箱の中からこんなにもポワーンと響く綺麗な音が出てくるのが不思議な気がして、ロングトーンのボーイングの練習を何往復もやってしまいました(笑)。

思ったよりも手の動きは悪くなっていないし、体も予想していたほど疲れていないみたいで良かったです。これから少しずつ通常に戻していけたらと思います。



妄想ばかりが先行して

 2018-02-09
昨日はヴァイオリンのレッスンでした。
いつも言っていただいていることですが、「外向きの愛想の良い、人が寄って来そうな良い香りの音で(^^)」と先生。

わたしが出す音は寂しめ&厳しめで、内向きな印象です。それは普段人に見せている自分とは少し違っているかもしれないけれど、本当の素の自分なのだろうな。自覚あります(笑)。出てくる音を変えるには、わたしの場合は自分の中身を変えるのが良いのではないかと思うのです。器用ではないので中身そのままであたたかい外向きな音を出すのは難しい…(^^;

厳しさの先にある美しさとか、精神的・知的な喜びが好みではあるけれど、この世に体を持って生まれたのだから、美味しいものを食べるとか、肌触りの良さやお風呂に入った時のホッとする感じ、そういう体感的な喜びにもっと心を開いていったらどうか?と最近思うようになりました。

今までも美味しいと思ったり暖かいとか気持ち良いとか、もちろん感じていたけれど、それをもっと積極的に楽しむ心のゆとりが生まれたら、出てくる音も変わってくるのではないかと思います。ヴァイオリンの音色のためだけでなく、わたし自身がそういうゆとりのある人になりたいなぁと、ようやくそういうことに心が向くようになりました。ちょっと、いろいろ頑張ることに少し疲れてきたというのもあるかな。

家でヴィブラートの練習をしながらイタリア絵画のふくよかな女性を思い浮かべたりして、またもや妄想先行な日々を過ごしていましたが、課題のほうがあまり上手く進まず、先回残したクロイツェル39番の終わりの方と40番は半分までしかできませんでした。ツィゴイネルワイゼンも練習はしていても、何か方法が間違っているのか練習が足りないだけなのか…という状況です。

妄想や理想ばかりが広がって、現実が置き去りにされていてはね…。わたし、このくらいの練習では全然足りないんだなぁ。と言いながら、週明けから旅行に出かけるので、ヴァイオリンの練習はしばらくお休みです。でも練習以上に、楽器を弾く上でもそれ以外でもわたしにとって良い影響があるだろうと思っています。

出かけるまでは練習できるので、忘れてしまうかもしれないけれどできるところまではやっておきます。


__ (6)

レッスンの後、ホッとした気持ちで見上げることが多かった樹たち。今はなくなってしまったけれど



旅行の予習の続き~ルドルフ2世のコレクション~

 2018-02-03
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚愕の世界展」へ行って来ました。公式サイトはこちらです。→ http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_rudolf/

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開催されているのは知っていたのでルドルフ2世についてもいろいろ調べていました。神聖ローマ帝国の首都をプラハに移した皇帝で、政治手腕はいまひとつだったようですが、芸術家、天文学者、錬金術師などを呼び集めてプラハの文化に大きく貢献した皇帝です。プラハ城に住んでいました。

ルドルフ2世のコレクションンや関連の絵画、天文学書、宝飾品、ルドルフ2世についてまとめられた映像など、盛りだくさんでした。展示されているものはチェコ、オーストリア、ベルギーなどから集められており、旅行で行く予定にしている場所からも来ているのでここで見られてラッキーです。現地で美術館や博物館をゆっくり見られそうにないし、行けたとしても東京に貸し出し中ですもんね。

これまで調べてきて知ったことを別の角度から見られて、理解が深まりました。プラハに集められたはずのコレクションはルドルフ2世の後首都がウィーンに戻り重要なコレクションはウィーンへ。戦いの戦利品として持ち出され、スウェーデンからやってきた絵画もありました。(30年戦争でスウェーデンが勝利したため)

絵画の中でルーラント・サーフェリーの 《動物に音楽を奏でるオルフェウス》がとても好きになりました。暗い場所に小さく描かれたオルフェウスの竪琴の音に聴き入る動物たち。逆光の影で大人しく座る動物、奥の光の中に飛ぶ鳥たち、絵を見ているわたしもそこで聴いているような気持ちになってウットリしてしまう…。

出口近くのショップにポストカードがあり一瞬手に取りましたが、さっき見た絵とは同じようで全く違ってあの嬉しさが湧いてこないので買うのはやめました。ポストカードと比べてはいけないけれど、本物の絵の力はすごいものだなと今更ながら感じました。(絵は公式サイトで見られます)

行く前からとてもチェコに親しみを感じるようになってしまっています(笑)。オーストリアやザルツブルクに関しては『モーツァルトの生涯』という分厚い本を図書館から借りて読んでいる途中です。まだ半分くらいしか読めていなくて、ヴァイオリンコンチェルトを立て続けに書いた19歳くらいのところまで。出かけるまでに読み終わらないかも。



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