新しいヴァイオリンが来た

 2016-12-29
久しぶりの更新になってしまいました。

珍しく体調を崩し、先日の舞台の仕事の終わりの3日間は熱出したまま働いて、
その後一旦良くなったかと思ったらまた熱を出して、ようやくそろそろ大丈夫なようです。

その一旦良くなった時に、新しいヴァイオリンと弓を受け取りに行きました!

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雰囲気がよく似ていますが、向かって左が新しいもので、右が相棒くんです。
妹分を探していたので妹ちゃんで良いのかな?弟か?
楽器に性別があるか分らないけれど(笑)

会員制の弦楽器専門のオークションで手に入れました。
今度のヴァイオリンも古い楽器で、オークションのリストには1890年のドイツ製とありました。
中のラベルは1831年ナポリとなっていて、何が本当か分らないけれど、古いことは確かです。
もしかしたら相棒くんよりも年上かもしれない…。とっても軽いのです。

楽器屋さんで売っているのとは違い、改めて調整などはされていません。
この妹ちゃんは、これがまたいろいろとツッコミどころが満載です。
テールガットが伸びて上に上がっている&駒がとても低い。
(これはオークションの下見の時に、立会いの職人さんが教えてくれました)

表板に割れがあり修理してあるが、かなり雑で膠が板にいっぱい付いているし、
サドルが左右対称でなく、アゴ当ての収まりが悪くテールピースに触っている。
そんなこんなで、良い音がするのにお安く手に入れることができたのだと思います。

調整されていないので、何だかラフに扱えてしまうのですね、このコ。
アゴ当てを外し、弦を外し、エンドピンを抜き、テールピースを外してテールガットを短く直しました。
(魂柱を倒さないように、そこだけはとっても気を付けた)

アゴ当ては、テールピースが通るトンネル部分のアーチが小さいのとサドルが片方だけ長いために
片側がサドルに乗っかって、ネジを締めると位置がずれてしまう。
とりあえずアゴ当ての脚?にコルクを足して、真ん中に収まるようにしました。

駒は今ので不都合なら楽器屋さんで交換かもしれないけれど、とりあえずこのまま。
持ち帰ってすぐにサビサビだったE線が切れたこともあり、弦は全部交換しました。
E線のアジャスターがボールエンド用になっており、手持ちの弦はループエンドなので、
コルクを買うついでに、普段あまり行かない楽器屋さんで購入しました。

テールピースの適正な位置は?駒の位置は何が基準なの?魂柱との関係は?
分らないことが出てくると調べて、でも相棒くんを見ながら大体こんな感じかな、と(笑)。
駒の位置は音に大きく影響すると思うけれど、今時点ではとりあえずここで。

途中でまた熱を出したりして、ようやく整備が終わったのは昨日でした。
(上の写真は整備済みの姿です)
楽器と弓が来たのでホントに忙しい。調べたいこともいっぱいあるし。
年末なのに年越しの準備どころではない。(笑) ←無理してやらないことにしました。

今年の総括の時期ではありますが、年をまたいで新しい楽器と弓のことを書きます、たぶん。
ひとまず、今日は調整編でした~。



自分が好きだと感じるもの

 2016-12-19
日曜日にヴァイオリンと弓を見に行きました。

弓はそこで選びたい。ヴァイオリンはこの前見てひとつ候補はあるけれど、
それよりも良さそうなのがあればここで決めても…と思っていました。

ヴァイオリンは予算の範囲の中で、
写真を見てとても気になっていたものが、弾いてみても良いように思いました。
わたしの気のせいかもしれないと、他のも音を出してみたけれど、
やっぱりそのヴァイオリンが好きでした。

弓は今後自分が使うものにしようと思っていて、(ヴァイオリンもわたしのですが、笑)
予算はもちろんあるけれど、まずそれを気にせずに端から手に持ってみて、
手に収まりが良い、わたしと一体化するような感触のものを探しました。
(危険な選び方ですよね、買えないヤツを気に入ったらどうするの…?)

幸か不幸か、ほぼ予算の範囲内で3本候補があって、
実際に音を出してみたらその中の1本が特に良いと感じました。
なんと表現するのが良いか分らないけれど、とても自然な感じがします。

その弓で、気になるヴァイオリンを弾いたら、
気持ちがスーッと静かになって幸せな気持ちになりました。
出てきた音がどんな音か、良い音だっただろうとは思うけれど良く分らない。
まあ、わたしが弾いているのだしね。

ヴァイオリンが良く響くか?それそれの弦や高いポジションではどんな音がするか?
最初に確かめたとは思うけれど、好きになる理由はそういうことじゃないのだと思う。
「好き」というのは理屈で感じることじゃないから、うまく言葉にならなくてもいいのかな。
音を出して幸せを感じるのなら、それ以外に理由なんていらないです。
こんな選び方で大丈夫なんだろうか、笑。

立会いの方に、弓やヴァイオリンンについてお話しを聞かせてもらって、
話すのはぜんぜん大丈夫なのだけど、
ヴァイオリンを持つと、途端に消極的になるわたし。
いつになってもそういうところでは自分が場違いな人に思えて、楽器を持ったまま立ち尽くす。
(実際には何か音は出していると思うけど)

買えるかどうかが決まるまでもう少しかかります。
明日から6日間劇場なので、決まっても受け取りはその後になります。
長い期間の仕事には不安があるけれど、それを考えると元気になりそうです。



初めてのバレエ鑑賞をご案内しました

 2016-12-17
今年の秋からバレエについてヒントラボTVでお話しさせてもらったり、
バレエのお茶会を開いたりしていますが、
今日は初めてバレエを観る友人たちを公演にご案内しました。

もともとはコチラを思いついたのが先でした。
初めて観るものだからこそ、バレエを観て良かったと思ってもらいたい、
面白いと思ってもらいたい、できればバレエファンになって今後も劇場に足を運んでもらいたい。

いろいろ考えてしまうと、なかなかコレという公演はないのですが、
新国立劇場の「シンデレラ」を選びました。


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誰でも知っているお話しで、長過ぎず展開が早く飽きない、
ダンサーも舞台美術も美しく、裏方として関わっていたこともあるので解説もできます。
そして何よりもわたしが好きだから。

7月の発売日にチケットを買おうとしたのですが、
後援会などに入っていない身分なので(コネとか使いたくない、笑)、
先行発売で既にかなりの席が埋まっていて、
しぶしぶ3階席を押さえたので心配でしたが、思ったよりも良く見えました。
(3階だけど中央の席です。わたしにとってはそれが大事。)


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新国立劇場の「シンデレラ」を客席から観たのは初めてです。
前奏曲が始まったらとても幸せな気持ちになって、全身がぞわぞわして目がウルっとしました。
出ている人皆が美しく愛らしく、フレデリック・アシュトン(振付 1904~1988 )の愛を感じました。

裏方としてこの演目に関わったのは15年くらい前。
忘れていることとすごく覚えていること、いろいろ思い出しながら観ました。
裏にいたのでは分からないことがたくさん見えました。
客席で見たから分ったこともあるけれど、
年月を経て、わたしが多くのことを感じられるようになったのかもしれません。

ご一緒した友人たちは今日を楽しみにしていてくれて、バレエも良かったと喜んでもらえました。
休憩時間や、終演後にお茶をしながら
感想を聞かせてもらったり、質問に答えたり、わたし自身の感想をお話ししたりして、
観て終わりではなく、それを消化するお手伝いができたと思います。

自分が好きなことで、わたしにとってはぜんぜん難しくないことで
こんなふうにお役に立てて、自分も嬉しいことがあるんだな。

ご一緒した皆さま、楽しかったですね。ありがとうございました。
お勧めできる公演はなかなかないけれど(笑)、またその折には企画しようと思います。



先生の弓をいろいろ試させてもらって

 2016-12-15
今日はヴァイオリンのレッスンでした。

足踏みしている感はあるけれど、
新しくヴァイオリンと弓が一組欲しいと思ってから、それについては元気です。
ヴァイオリンはこの前一度楽器屋さんで試したけれど、弓はまだです。
弓を選ぶことについて先生にご相談したら、今日のレッスンでいろんな弓を試させてくださいました。

ヴァイオリンでも弓でも、たいてい先生は何も言わないまま、
「では、こちらをお試しください(^^)」と手渡して下さり、それを使うわたしを観察してくれます。
で、「次はこちらを(^^)」と、別のと交換してくださいます。
今日はそうやっていつものメニューの中で、何度も弓を変えて弾かせてくれました。

先生の観察眼は鋭いので、見ているだけでわたしが気に入っているかどうか分かってしまうのですが、
一応、わたしがどう感じたかを言葉にするように促してくれます。

わたしの方は、「これは持っただけで手の中にシュッと納まります。」とか
「弓が急に短くなったみたいに感じます。」とか、良い感じのものはすぐに言葉になります。
違和感を感じるものについてはあまり言葉にならず、黙って考えてしまう…。

値段も何も知らされないまま試させていただいて、
結局、わたしが良いと感じるものは高価な良い弓なのでした。
先生が良いと思うものをわたしも良いと感じられるというのはビックリです。

今使っているのは、初めてレッスンを受けた日に楽器屋さんへ行って購入した弓です。
(楽器は楽器屋さんのレンタルを利用しました)
それ以来、時々先生が試させてくれる以外にずーっとその弓で弾いていて、
自分にはどんな弓が良い弓なのか、分らないだろうと思っていたのです。
でも、今日のレッスンで自分にはどんな感じの弓が良いのか・好きなのか、よく分りました。

今回、ヴァイオリンと弓を買おうと思い立ち、
今の弓にちょっと違和感を感じるようになってもいたので、予算内でできるだけ良いものを買いたい。
大奮発して買うというのではないので微妙なところですが、
「ご自分で良いと思うもので大丈夫だと思います(^^)」と言ってもらい安心しました。

今日が今年最後のレッスンでしたが、
一年のまとめという感じはなく、気持ちはヴァイオリンと弓選びへ。(笑)
ツィゴイネルワイゼンは少ししか進まなかったけれど、厄介な箇所は一応終わりました。

来週は長い仕事があるので、
今週末に楽器選びは決着を付けて(ドキドキ&ワクワク)、課題の練習も進めたいな。



「その心は?」が分らない

 2016-12-13
ひと月くらい前から心境の変化というか、風向きが変わったというか、
心の奥にあったことが浮上してきたような感じがあります。
(新しいヴァイオリンと弓が欲しくなったのもそのひとつ)

今月に入ってから更に大きなのがやってきて(ヴァイオリン以外のことです)、
わたしのこれから先は、これまでの予想とは違ったものになるのでは?と思っています。
まだ上手く書けないけれど、もっと嬉しい方向に向かいたい。

それとは対照的に、現状は今まで通りというかそれ以上に足踏みしている感が…。
息子くんが体調を崩したり(いろんな面で自分のよりこたえる、もうかなり良いですが)、
マンションに夜間の騒音についての張り紙が掲示されて、
夜は消音機で練習しているものの、「楽器の演奏」という文字が自分のことかもしれない、と
音を出すのが怖くなってしまったり。
家でのわたしはとても消極的な縮こまった感じです。

ツィゴイネルワイゼンが進まない。細かい音符がどう弾いて良いのか分らない。
分らないも何も、ゆっくりでもまずは書いてあるように音を出せば良いのです。
それができない…。

わたしが「わかる」というのは、何なのだろう?
楽譜を見て音符の長さを見て、というのとは違うみたいなんです。
そう書いてある、その心は?みたいなことが分からないと全然できない。

その心は?というのは、書かれていることが全部その通りにできて初めてわかること。
クロイツェル23番もそうだったけれど、
今のわたしではゆっくりたどたどしく音を出すのが精一杯なので、何をやっているのか分らないのです。

こういうのは、機械的にでも無意識にでも音を出しているうちに、
分かってくるというものなのかもしれません。

進みたいとは思っているのです。
こじつけでも何でも良いから、わたしなりに理解すればよいので、
苦し紛れにそうやっています。(とても時間が掛かる…)

普通に弾ける人には、わたしの書いていることが意味不明かもしれません。
力量を超えることに取り組んでいるのは承知しています。

夜は音を出すのが怖くなってしまっているのであまり練習にならない。
やろうとすればいろいろな方法はあるとは思うのだけど。
ピチカートで音だけ拾うとかやってみたけれど、余計に分からなくなる。(笑)



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