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新しい提案

 2016-06-13
髪を切りに行きました。
タイミングを逃してだいぶ伸びてしまっていました。

いつもお任せで切ってもらいます。
「では、今日は夏バージョンで!」と言ってスッキリ仕上げてくれました。

「髪型に自分がだんだん合ってくるのが面白いんです。」
「あ~、わたしこんな面があったんだなぁと思ったりして。」と話しました。
「それはね、ボクには少し先の姿が見えるんですよ(笑)」と巨匠。

先が見えているかどうかは分からないけれど(笑)、
切ってもらっておしまいではなく、その後もやり取りが続くような感覚です。
「こんなのはどう?」「あなたにはこんな一面もあるんですよ。」といわれているようで、
それならば、そんな気になってみようかな~と、
着てみたい服の傾向が変わったりします。(普段は同じような格好ばかりしていますが)

ヴァイオリンのレッスンもそんなところがあります。
課題を見てもらって良くないところを教えてもらうということだけでなく、
毎回、何かしら提案や考えることを受け取っています。
「それで、わたしはどうするの?どう弾くの?」と次のレッスンまでやることになる。

「自分が思いつくことは神さまからの指令(笑)だと思っている」と以前書いたことがありますが、
指令やご提案が多くいろいろと思いついてしまうので、なかなか全部はできません。
保留にするもの、とりあえずやってみるもの、時間をかけて用意するものなどに分かれます。

新しい提案は、いつも何でも受けて立つのです(笑)。
新しいこと、変化していくこと、体験したことのないものが、かなり好きなんだなぁ。
毎日同じような日常でも、頭の中で考えていることは毎日違っていますよ。



クレーメル効果

 2016-06-10
昨日はヴァイオリンのレッスン。
先日のクレーメルの演奏会、先生も行かれたそうです。

わたしはいつもひとりで出掛けるので、
胸の中がいっぱいになっていてもそれを誰かに話すことはありません。
(文字にすることはありますが)

同じ音楽を聴いていても、人それぞれに体験は違うものかもしれないけれど、
自分が感じたことや見たこと、先生の視点で見えたことを直接お話できて嬉しかったです。

「クレーメル効果なのか、よく響く音が出ています(^^)」
「上手い人の演奏を聴くと上手くなれます(^^)」
わたしは感化されやすいというか、妄想世界の住人になりやすいというか…、
なので、良い演奏を聴くと良い影響を受けやすいかもしれません。

クロイツェル2番の途中で先生に止められて
「クレーメルのような弓でできますか?(^^)」と言われたら、音が良くなりました。
もちろんクレーメルの弓使いのようにはいかないけれど、なんとなくそういうイメージで(笑)。

数回にわたりやっていた2番は今回でひとまず終わりました。
良い音で弾けているか、自分で出している音を客観的に聴く練習でした。
「弓がカシャカシャいっているのにそのまま弾き続けてはいけないです(^^)」

「100メートル先で自分が聴いていると想像する(^^)」
「弾きながら聴いている音と録音した音がだんだん一致していくように(^^)」
クロイツェル2番は終わっても、これはこれからずーっとやっていくことです。

「クレーメルのように」という妄想世界で弾きながら、同時に自分の音を客観的に聴く。
イメージしながらも耳がふさがってしまってはいけないんだなぁ。←ここ大事。

演奏会そのものだけでなく、その後もこうして楽しめて、自分の音まで良くなって、
本当に良かったなぁと思うし、とってもお得感がありますね(笑)。
クレーメル効果をぜひ長持ちさせたい…。



クレーメルの演奏会

 2016-06-08
昨日サントリーホールへ、クレーメル&ドゥバルグの演奏会に行きました。
昨年初めて聴いてから、また機会があったらあの不思議な体験をしてみたいと思っていました。

プログラムは
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタト長調
ラヴェル:夜のガスパール
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番Op.27-5
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調

せっかくの演奏会を充分に鑑賞できるように予習をして何度も聴いて、
夜のガスパールの元になったベルトランの詩も読みました。
今回は少しでもクレーメルの近くに…と、2階上手側の席を選びました。

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写真では小さく見えますが、クレーメルまで直線距離では25メートルくらいです。
左手も弓も、弾く姿勢もとても良く見えました。
以前見たのとは、また違った発見がたくさんありました。
本当に弓の動きが良く見え、感動的でした。凄かったのです。

ピアノのドゥバルグさんとの呼吸や、扉から出てくる様子、
譜めくりの方の動作なども良く見えて、気にしなければいいのにいろいろ気になる性分で…、
ピアノが近いためか、ヴァイオリンよりも勝って聞こえる部分もありました。
遠くで聴いたほうがもっと良い音だったのだろうな。B席なのはそういう理由からでしょう。

昨年はすこし変わったプログラムだったせいもあってか、少し不思議な人という印象だったけれど、
今回はとても人間的な魅力のある方だと感じました。
冒頭、ラベルのヴァイオリンソナタのピアノが始まると、素敵な表情になって揺れていました。

演奏会後半のある部分では、心がシンとして、周りもシンとして、
同時にクレーメルだけを残して、周りが暗くなっていくように感じました。
クレーメルとわたしだけしかここにいないような、
そして次第にわたしもいなくなってクレーメルの音だけが残っているような…。

すぐにピアノの音で現実に戻ってしまったけれど、また不思議な世界に連れて行ってくれた。

客席は満席ではなかったけれど、
素晴らしい演奏にお客さんが皆、顔の前で拍手をしているのがよく見えました。
わたしも同じようにしながらとても嬉しい気持ちでした。

アンコールの曲を聴いていたら、
「ヴァイオリンをやるようになって本当に良かった」という気持ちが湧いてきて、
目がジンワリとしました。本当に良かった…と思った。

ゆっくり席を立って、駅に歩く途中でも一人で目がウルウルして、
そういえば昨年の演奏会の帰りも、この道で同じような気持ちだったなと思い出しました。



「わたしはどんな気持ちでヴァイオリンを弾きたいのか」

 2016-06-06
ヴァイオリンの構え方について気になると浮上するのが、
「わたしはどんな気持ちでヴァイオリンを弾きたいのか」ということです。

それについて自分なりの答えを持っていたら、
構え方の細部をあれこれ気にしなくても、それにふさわしいかたちや音になるはず。
それを忘れてしまっているから、ヘンなかたちになっているんです。

「喜び」や「幸せ」。
ヴァイオリンで音を出している時に、いつでも感じていたいこと。
つまらない曲やつまらない音というのは無い。
どの音でも、どんな曲でも、ヴァイオリンで音を出すのはわたしにとって嬉しいことです。

上手くいかないな~とか、音程が合っていないな~と思っていると、
とってもつまらない曲になってしまうし、練習にも気が乗らなくなってしまいます。
上手くできたように思ったところや、良い音が出たという「喜びポイント」をすかさず拾って、
それをご褒美に、なるべく多くそうなるように練習すれば楽しいんです。

この前のレッスンで先生が言った「美味しそうな音を出す」というのを思いながら弾きます。
美味しそうな音、美味しそうな音、次も、その次も、ずーっとそれを出し続ける。
この言葉がそんなに自分にヒットするなんて意外です。(笑)

なかなか説明するのが難しいのですが、
わたし独自の「身体が喜びを感じるポジション」というのがあります。
以前、アーチェリーをやっていた時にみつけました。

そのポジションにいる時、嬉しさ、わたしらしさ、自分の確かさのようなものを感じます。
(↑少し妄想も入っているかもしれません、笑)
多分、背中や腹筋や胸郭、背骨の並べ方に関連している部分です。
とても嬉しい幸せな気持になる。音楽をする準備が整うような感じです。

こんなに大事なことなのに、すっかり忘れていましたよ!
思い出すと、これを忘れていたなんてビックリします。
クロイツェル25番はぜんぜん上手くいっていないけれど、気持ちだけ明るくなりました。



楽器の構え方が(グジグジ…)

 2016-06-03
出掛けたり普段と違うことをする日もあるけれど、
ヴァイオリンの練習は毎日変わらず、地味~なものです。

今まで何度も楽器の構え方の見直しをしてきたけれど、
気がつくとなんだか身体が気持ち悪い感じがする持ち方に戻っています。
左の肩の調子によって変わってきてしまうみたい。

戻ってくるならその方が自然な位置なの?と思って、
本格的にそうするには…と肩当ての位置をいつもよりずらしてヴァイオリンに付けてみました。

「・・・・・・・」
音が全然良くない…。響きが減って寂しい感じになってしまいます…。
前から分かっていたつもりだけど、肩当てをずらしたくらいでこんなに変わるんだ…。
そうだった、そうだった。だから今の位置にしたんだった。(笑)

そうやって決めたかたちは、それほど身体に無理がかかる訳ではないけれど、
ちょっと意識するのを忘れると崩れてきてしまうのです。
ヴァイオリンの構え方は人それぞれで、
バレエのように「誰もがそうであるべきかたち」という厳密なものではありません。
(かたちではなくて、良い音が出るようにという厳密さ、かな?)
自分で決めたかたちだから、バレエのように他の人に指摘してもらうことはできません。

楽器の角度はこうで、左肩はこんな感じで、肘の位置ははG線ではこのくらい、E線ではこのくらい、
右の肩は動かすのかそうでもないのか、弓を持つ指はどうすろのか…。

個別に考えることはわたしには不可能に思えます…。
でも、いくつかの動きをセットにして、ニュアンスを付け足して覚えるのならなんとかできます。
ニュアンスというのは、上手く表現できないけれど動きに付随する感情みたいなものです。
その感情を思い出せば身体が自然とそうなる…というふうにしたい。

そういう状態で弾いてみたら、音も少し良くなります。(いつもできるようになってはいません)
ん~、本当に良いのかどうかは自信がないけれど、音にもニュアンスが加わります。
当然といえば当然なのだけど。(笑)

そんな、自分だけにしか分からないようなことをグジグジと試したりしています。
楽譜を追って音を出し始めると、
かたちがどうなっているのかを考える余裕が無くなってしまうのが問題です。



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