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ニューイヤーコンサート

 2016-01-11
前から、神尾真由子さんの演奏を一度聴いてみたいと思っていました。

体調が思わしくない中村紘子さんの代わりに、
神尾さんとパートナーでピアニストのクルティシェフさんが演奏するというのをたまたま見つけ、
今日、所沢のホールへ行って来ました。
数日前にサントリーホールでも同じプログラムがあったのですが、チケットが売り切れでした。
仕事で行ったこともある所なので、そう遠くには感じません。


___201601112138053ea.jpg    航空公園駅前の紙飛行機のオブジェ



ホールの主催事業で、秋山和慶さん指揮の東京交響楽団。
プログラムはこんなのでした。

__ (2)

神尾真由子さんはサラサーテの2曲。
オペラ歌手のようなツヤツヤな声で歌い上げる演奏でした。
「ツィゴイネルワイゼン」はハイフェッツの演奏が大好きなので、それと比べるつもりはありませんが
やっぱりわたしの見たい景色とは少し違う音でした。

でも、聴いてみたいと思ったんだもの。
もっと違う曲の方が良かったのかもしれません。
思いつきや直感で行動したら、こういうこともあるよなぁ…。

次はピアノのクルティシェフさん、
ヒョロリとした体つきで、低いイスに座って(膝が90度より鋭角でした!)、
背中を丸めて顔を鍵盤に近づけ張り付くように弾く姿…。

クレーメルもそうだけど、
そうそう、わたし、こんなふうにちょっと変わった人が好き。
自分の音楽に没頭している人。

ショパンのピアノ協奏曲1番は初めて聴きます。
1楽章の途中で音が途切れた「間」。
え?何?これからどうなるの…?と思ってもまだ余韻が続いていて…。
次の音が始まった途端に、心を優しく撫でられたような気持ちになって、…やられました。
良く「心を鷲掴みにされる」と言うけれど、それよりもっとデリケートな感触。

なんで音じゃなくて「間」で泣かされるんだ!!
いや、「間」も音楽ですよね…。

ポロポロとピアノから紡ぎだされる音は、
木の枝が風に乗ってサワサワ揺れるような、
それに合わせ木漏れ日がキラキラ揺れるような…、まるで少女マンガの世界のようでした。

心の奥のほうに眠っている優しい記憶にそっと触れるような音。
その記憶が何なのか思い出せなくても。

たぶん聴いていた人の多くが、同じような体験をしていたのではと思います。
わたしの1階の一番後ろの席から、前の人たちが顔に手をやる仕草があちこちで見えました。
わたしも涙や鼻水で大変でした。(笑)

不思議な印象のクルティシェフさんを見ていたら
少年のようでもあり悪魔のようでもあり、ちょっとパガニーニを思い出しました。

休憩後の「新世界」もとても良かった。
明日(たぶん)、続きを書きますね。



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