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持ち方が変わると振り付けも変わる

 2015-07-07
夏に向けて舞台の仕事が少し忙しい時期に入っています。
週末はヴァイオリンに触ることができません。

ヴァイオリンの持ち方を変えたばかりなので、
帰宅してからヴァイオリンを持つだけでもしてみようかと思ったけれど、やっぱり出来ませんでした。
で、数日ぶりに持ち方覚えているかな…?と構えてみると、
「違う!」というのは良く分かるので(笑)、しばらく探した後「これ!」というのを見つけました。

ヴァイオリンがこれまでよりも左に開いているので、それに伴って弓の動きかたも変わります。
ヴァイオリンと弓の関係は同じですが、身体に対して弓を動かす向きがかなり変わりました。

今までは弓元で弾く時に身体が窮屈に感じて(好きな身体の動かし方ではなかったので)
弓の下の方はあまり使えていなかったけれど、
楽器が左へ行ったことで、弓元でも身体を広々と使えるようで快適です。
まだあまり上手にできないけれど、きっと慣れてくると思います。

バッハのアダージョは新しい持ち方でもそれほど違和感なく弾けます。
が、今まで何度も弾いていたユーモレスクを久しぶりに弾いてみたら「?!」。

ああ、そうなんだ…。
「持ち方が変わったから振り付けが変わるんだ…。」そう思いました。
今までも別にヴァイオリン弾きながら特別な動きをしていたわけじゃないけれど、
出てくる音と、自分の気持ちと、身体(弓)の動きが一体になって振り付けのようになっていたんだ…。

弓を動かす角度が変わったので、今までの「振り付け」では弾けなくなりました。

一時期、毎日練習の最後に弾いていたユーモレスクは、
自分を自由にさせてあげるためのもので、技術を気にせず、気持ちのままに好き勝手に弾いていました。
だから毎日弾いていたわりにはちっとも上手になっていないけれど、
ヴァイオリンの持ち方が変わったことで、今まで何をやっていたのかが分かりました。

わたしが前から思っていた「踊るように弾きたい」というのはこのことだったんだ。
技術的にはぜんぜんでも、わたしがヴ「ヴァイオリンを弾く」というのはこういうことなのかもしれない。
いつのまにかやっていたことで自覚がなかったけれど、ようやく分かりました。

「出てくる音と、自分の気持ちと、身体(弓)の動きが一体になって振り付けのようになる。」
ここまで出来たら、それが未熟な演奏であっても
わたしにとってその曲が「弾けるようになった」ということになるのかもしれません。

「振り付けが変わった」ので、ユーモレスクもまたやり直しです。(笑)



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