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思いついたことはやってみる

 2015-04-01
最近知り合った方が、引越しのためお店を閉める最後の日の集まりに
「良かったら遊びに来てください。」と声を掛けてくれました。

幸い予定が無かったので出掛けることに。
家を出る頃になって思いついて相棒くん(ヴァイオリン)を持参することにしました。
少し遠くへ行くその方に、はなむけのような、お餞別のような何かができたらと思って。

練習していないし、初めて会う人がほとんどだし…と思っていたけれど、
促されてユーモレスクを弾きました。
音を出したとたん、あまりの下手さに弾き始めたことを後悔して、
弾きながら、半分だけで終わりにしようか?と一瞬思いました。
こんな演奏では聴いてくれる人を退屈させてしまうのではないか?と思ったのです。

それでもせっかくだから最後まで弾こう、
弾くうちに少しマシになるかもしれないし。
そうするうちに、ただヴァイオリンを弾くことだけに気持ちが向かいました。

その日の調子がどうであっても、好きな曲にはわたしのその気持ちが現れるのか、
最後の音を静かに弾き終わったら、そのままの静かさがしばらく続いて、
聴いて下さった方たちが曲の余韻の中にいるように感じました。

ああ、弾かせてもらって良かった…。
一瞬だったのかもしれないけれど、この余韻の中に一緒に居ることができて。
この前のイベントの時の方がもう少し上手く弾けたように思います。、
でも今回の方が、ものすごく下手だけど良い演奏だった、と思いました。

下手なのに何が良い演奏なのだろう?
自分の言いたいことを直球で伝えること、そしてそれを受け取ってもらえること、
それがわたしにとっての「良い演奏」なのかもしれないな。
これまでもなんとなく思ってはいたけれど、実感を伴ってそれが分かりました。

帰り道、途中まで一緒だった方が、
別れ際にもう一度「ヴァイオリン、良かったです。」と言ってくださいました。
本当に嬉しい言葉でした。
「ヴァイオリンを持って行ったら?」というほんの少しの思いつきに従って良かった。

その前の日、夕方になってしまったけれど桜を見に行きました。
今までも桜の時に行きたいと思っていた染井霊園。
これまでは思うだけだったけれど、その気になりさえすれば夕方にだって行けるのでした。


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とても静かで美しい場所でした。

自分がチラッと思ったことを、素通りしてしまわないで丁寧に拾ってやってみたら、
嬉しいことがたくさんあるんだな。



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