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劇場最後の日

 2015-02-01
2015年1月末をもって青山劇場、青山円形劇場が閉館しました。
1985年11月に開館し、29年の歴史ということになります。

青山劇場の最後の公演はボスの仕事だったので、
わたしはメンバーではなかったけれど、月末は劇場に通わせてもらいました。

出来てからまだ29年のこの劇場がどうして閉館しなければならないのかな。
毎年行われるたくさんのレギュラー公演もあって、
お客さんにも使う人にも愛されているのに、残念ですね…。

わたしは専門学校に入った時に「日本で初めての円形劇場が出来た」と聞き、
そのすぐ後、まだ学生の時の夏休みに
知人の紹介で青山劇場で行われている公演のアルバイトに行ったのが最初でした。

卒業して正式に仕事を始めてからは、舞踊関係の公演がとても多かった時代だったこともあり、
毎年青山劇場にも円形劇場にも良くお世話になっていました。
大変な仕事もたくさんあって、そのたびに劇場の方々に助けてもらいました。

仕事以外でも一緒にスキーに出掛けたり、キャンプに行ったりもしました。

劇場に限ったことではないけれど、新しい劇場がうまく機能するには長い時間が掛かります。
技術的なこと以外にも、劇場を運営する人と使う人の間に信頼関係ができて、
公演が劇場に定着して、お客さんが足を運んでくれるようになって…。

うまく機能している劇場をなくしてしまうのは、本当にもったいないことだと思います。

舞台監督として劇場の最後の緞帳を下ろすということは、
人生にそう何度もあることではないのだろうな、とボスを見ながら思いました。

お客さんが帰ると、いつものようにすぐにその緞帳は上がってバラシが始まり、
もう使われることがないかもしれないけれど、いつもと同じように綺麗に掃除をして、
もうここで仕事をすることがないということに、不思議な気持ちがしました。

劇場は無くなってしまうけれど、
ここで働いていた方たちと、また別の舞台で会えることを願っています。



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