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ヴァイオリンの展示会

 2012-11-14
日曜日にお世話になっている弦楽器屋さんの展示会へ行き、
ヴァイオリンをつくる職人さんでもある社長さんの講演を聴きました。

毎回「どうやったら良い音が出るヴァイオリンがつくれるか」に関連したお話しですが、
聴く度にたくさんメモを取ってしまいます。
わたしはヴァイオリンをつくる人ではないけれど、お話しがとても興味深く覚えておきたいと思います。

お話しの後、作業テーブルを囲んで集まった人たちに混じって、更にお話を聴きました。
「良く響くヴァイオリンは、後ろ(ヴァイオリンの裏板側)から聴いても大きな音がするんです。」
そう言って、実際にこちらに背を向けてヴァイオリンを弾いてくれました。
おおっ!本当だっ!

楽器の調整について、今まで知らなかったお話しも聴けました。
魂柱の位置はどうやって決めるのか、バスバーと駒との関係はどうなっているのか?とか、
バスバーの交換は経年変化(木は年月が経つと硬くなります)を計算して調節する、とか。
「なに、それ?」と思われるでしょうが、わたしにはコレがとても面白いのです。
どうもいつか自分でつくる日のために…というような勢いで聴いています。
そのうちにヴァイオリン製作キットでつくるかもしれません。 展示会の後はいつもそう思います。

いくつかヴァイオリンの試奏もさせてもらいました。
弦楽器フェアよりもかなり静かな場所で弾かせてもらうことはとても緊張するけれど、
少しは慣れてきたのか、最後にお借りした良い楽器は落ち着いて弾けました。

下手なわたしが弾いて言うのもなんですが、軽く弓を置いただけでとても良い音が出ます。
それを感じて更に力を緩めると、楽器がそれに答えてもっと響きます。
そのヴァイオリンとわたしだけの世界。夢のような時間です。
他の人が周りにいる場所でそう感じられたことは、進歩かもしれません。

家に帰ってからすぐに自分の楽器を弾いて、さっきの楽器と感触を比べました。
値段は10倍くらい違うけれど、あまり違いません。(また親バカ)
楽器をトントンと叩いてみても、やっぱり良くできているのではないかと思いました。
本当に分かっているのかな?


魔法の劇場

 2012-11-12
舞台のお仕事に行っていました。

今回は、わたしが仕事を始めた頃、ずーっと通い続けていたホームグラウンドのような劇場。
仕込みが落ちついて、舞台の真ん中に立ってグルッと見渡すと「あれ?こんなに狭かったっけ?」
最近は舞台も客席も広くて大きい立派な劇場がたくさんあります。
そういうところに行く機会も増えたので、そう感じました。

でも、この劇場は魔法の劇場。
舞台も舞台袖もそんなに広くないし、舞台の機構も、搬入の条件も良い訳じゃない。
なのに、ここでは大抵のことは出来てしまうんです。
先輩方が頭を使って工夫して、それが何年も色々な演目で繰り返されました。

進化することは良いことなのだろうと思うけれど、不自由さも増すような気がします。
この劇場は今となってはボロボロですが、前と同じように居心地良く好きです。
この前の弦楽器フェアで触ったバロックヴァイオリンに思った事と似ています。
上手く説明できません…。

演目にチャイコフスキーの弦楽セレナーデを使ったものがありました。
ナマのオーケストラじゃなかったけれど、好きだな~と思って聴いていました。
5月に行った、全部一つの工房で作った弦楽器での演奏会を思い出し、(ここに感想が書いてあります)
この曲をあの楽器たちで弾いたらどんな風に聴こえるんだろう…?と思いました。
日曜日にそのお店の東京での展示会に行ってきました。その話はまた改めて…。

今日からようやくカイザー11番を始めました。
あれ?思ったよりも早く進みます。初日で5段できました。
まだまだ全貌は分かりませんが、11番もきれいな曲かもしれません。


楽器のお話しは楽しい

 2012-11-08
ヴァイオリンのレッスンに行ってきました。
これから年末にかけて、また予定の読めない時期に入ります。
そんな訳で普段と違う時間にレッスンを入れていましたが、その後何も予定は入りませんでした。

先日行った弦楽器フェアのお話しでレッスン時間の半分くらいを使ってしまいました。
先生と楽器のお話しをするのは本当に楽しく、興味深く、面白いです。
バロックヴァイオリンはゆっくりのんびり弾く昔の楽器と思っていたら、
バッハの無伴奏ソナタも、バロックヴァイオリンの時代の音楽とのこと。
パガニーニの頃に指板が延びてあご当てが発明されたけれど、彼自身はあご当て無しで弾いていたとか。

昔の人はスゴイですね。
そのお話しを聞きながら、アーチェリーでも昔の人は今よりもっと性能の低い弓具で
今の人たちと同じような点数を出していることを思い出しました。

オールドのヴァイオリンを触ると自分の楽器と同じような感触で、?と思っていたけれど、
音色だけを考えれば、それは間違っていないという嬉しいお話も聞けました。
わたしはメチャクチャ親バカで、自分の楽器の価値が分かっていないんじゃないか、と思っていました。
(ヴァイオリンの方が100年以上も年上で、親どころかこっちが孫みたいなものですが)

ヴァイオリンは見ているだけでは、どんな音がするかやっぱり分かりません。
わたしは、弾いてみてもその楽器の評価を決めるなんてことはできないけれど、
自分にとって心地よい楽器かどうか、好きな音がするかどうかは分かるし、
音が出し易いか、よく響いているかは、曲を上手に弾けない人でもきっと分かると思います。

さて、カイザー10番ですが、
つっかえつっかえ、音をかすれさせながら最後まで弾きました。
曲を知らない人が聴いたら「なんじゃコレ?」という演奏だったと思いますが、
ひとまず今回だけで大丈夫だとのことでした。
きっと先生はハードルをとっても下げてくれているに違いありません。

11番はもっとマシに弾けるように頑張ろうと思います。頑張れるかな…?


大好き…と言ってみた

 2012-11-07
今日、お昼休みから戻る途中、
お腹も満たされて、花壇のコスモスや白い噴水が光っているのを眺めながら、「幸せだなぁ…」と。
幸せってそんなに難しいものでも追い求めるものでもなくて、こんなことなんじゃないか…と思いました。
昼休みが終わって、エレベーターに乗って職場に戻るのは幸せかというと、ちょっと疑問。

明日はレッスン。カイザーと奮闘していますが、毎回レッスンの度に、
「今回はちゃんとできませんでした」と先生に言わなければならないのではないか…と思っています。

カイザー10番、受け入れがたい音の並びは無いのですが、指が言うことを利きません。
2つの弦を一度に押さえる時には「もっと太い指ならいいのに…」と思い、
触ってはいけない弦を触ってしまう時には「もっと細い指ならいいのに…」と勝手なことを思います。
手の調子はそんなに悪くないのですが、余計な力が入ってしまうのでかなりハード。

先生は「出来るところまでで良いです(^^)」といつも言ってくれていますが、
自我先生に縛られて、「最後まで出来るようにしていきたい」と思ってしまいます。
でも、やり過ぎ注意報発令中。そんなにたくさん練習できません。

弦楽器フェアなどに行っていろんな楽器を見たり触ったりしていますが、
結局わたしは自分のヴァイオリンが好きなんだな、と思います。
そういうことをここに書いたりしているけれど、直接本人(?)には言ったことがないです。
で、夕べ練習が終わった後に「大好き…」と口に出して言ってみました。(照れる…)
ついでに板をなでてみたりしました。

この古いヴァイオリンには、たくさん音楽が詰まっているのだと思うけれど、
ただそこに置いておくだけでは何も出てこない。
だから、わたしが不器用ながらもそれを引っ張り出す役になります!
息の合った良いコンビになるのだ。


弦楽器フェアに行きました

 2012-11-04
竹橋の科学技術館へ弦楽器フェアを見に行きました。
ヴァイオリンを始めてから毎年行っていて、今回で3回目です。

楽器がたくさん並んでいて人が大勢いて、あちこちでヴァイオリンを弾いています。
行く前には「どんな楽器に会えるだろう♪」とわたしも弾かせてもらうつもりでしたが、
いざその場に行くと相変わらす小心者で、「今日は見るだけにしようかな…」と思いました。

グルッと一回りして、地下のホールで出品作のヴァイオリン演奏を聴いてひと休みしたら、
少し元気が出てきて、「ヴァイオリン、触ってみようかな?」という気になりました。
小心者のくせに「オールドの楽器を1つは触ってみたい」という目標があって、
しばらく眺めていたらお店の方が親切にも「弾いてみますか?」と言ってくださり、
ランドルフィをお願いしました!

オールドの楽器を触るなんて手に一杯汗をかいてしまうし、何を弾いたら良いか分からないし、
お店の方がずーっと横に立っているのでさらに緊張してしまうしで、
音階と普段やっているヴィブラートの練習(これ楽器の良し悪しが分かる気がする)を弾いて、
もちろん良い音だったのだけど、落ち着いてじっくりとそれを感じることが出来ませんでした。
やがてはそういう楽器に相応しい曲を弾けるようになりたいものです。

プレーンガット弦(!)を張ってあるバロックヴァイオリンを弾かせてもらったり、
さっき演奏されていた楽器を実際に自分で弾いてみたり、
分数楽器がたくさん並んでいるお店で楽器と身体の大きさについて質問したり、
ガスパロ・ダ・サロの表板に節があるのが気になって聞いて見たり…。

結局10本くらいのヴァイオリンを弾かせてもらい、
いろいろとお話しも聞けて、なんだかんだ言っても楽しんで来たのでした。

最初に行った頃に比べれば、ヴァイオリンを取り巻く色々なことに興味が広がってきていて、
自分はちょっと場違いだと感じるのは「ヴァイオリンを弾く人」という観点からだけで、
「ヴァイオリンに興味を持っている人」に分類すれば、そんなに場違いでもないかも、と思えました。

弦楽器フェア 分数ヴァイオリンたち(一番奥が16分の1)


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