身体が楽器

 2012-07-31
週末の2日間、新幹線に乗って舞台のお仕事に行きました。

いつものことですが、バレエを見ているとヴァイオリンのことを思い、
ヴァイオリンを弾いていると、バレエのことを思います。

バレエが難しいことのひとつは、「身体が楽器」だということだと思う。
子どもの頃からレッスンを通して訓練と矯正を続けて、
成長するのに伴って、バレエ用の身体をつくり上げていく。
だから、身体が大人になって完成してしまう前に始めなければなりません。

子どもの頃に始めても、誰でもがバレエ用の身体になるかといえば、決してそんな事は無く、
「不公平だなぁ…」と感じることろです。
楽器が悪ければそれなりの音しか出ない、ということになります。

その点ヴァイオリンは、楽器を買って手に入れることができます!
お金をたくさん持っている人ほど良い楽器が買えることになるけれど、
わたしの楽器のように、高価でなくても良い音のする楽器もあります。

美しいダンサーさんを見て「あの人の身体に入って踊ったらどんなに気持ちよく踊れるだろう…」
以前は、こんなことをしょっちゅう思っていました。
でも、ヴァイオリンならば、一流の楽器を弾かせてもらうことも可能です!
わたしの場合、自分のものにすることは現実的ではないし、弾かせてもらってもそういう楽器を
上手くコントロールできるかは、また別の話しですが…。

ヴァイオリン用の身体というのがあるのかわかりませんが、
ヴァイオリンもやっぱり子どもの頃に始めるもの、というのが一般的。

わたしは40歳過ぎてからヴァイオリンを始めたのだけど、
その年齢からバレエをやるよりは難しくないのでは…?(バレエはもう充分なのでしませんが)
ヴァイオリンのことを良く知らないからそんなふうに思うのかもしれません。

大人から始めても良い音で弾くことは十分できる、ということなので、
それを信じて練習に励みます。

しかし…、カイザー4番は今のところ具合が悪くなりそうな音です。


アーチェリー女子団体3位

 2012-07-30
ロンドンオリンピックのアーチェリー女子団体戦3位、おめでとうございます。

アーチェリーで色々な大会がある中で、オリンピックと言えばもちろん注目度が高いのですが、
オリンピックの中ではマイナー競技で、昨日まではほとんど話題に上ることはありませんでした。
それが、今日は何度も「アーチェリー」という言葉を聞くことができて嬉しいです。

映像で見ると、選手の皆さんはとても楽そうに射っているように見えますが、
引いただけでプルプルするくらい強い弓に違いなく、
それを引いてピクリともせずじっと狙って放すのは、普通じゃできません。
(わたしはもっと弱い弓なのに、プルプルが止まりません

映像では、射っている選手と、別のカットで的が大きく映し出されて良く分かりませんが、
的は70m先にあって、真ん中の10点の円は直径12.2cmです。
遠~くにある小さいエリアをめがけて射っています。

NHKのこちらのサイトで動画が見られます。→ http://www1.nhk.or.jp/olympic/archery/

的の直径は122cmあります。的に真ん中から10、9、8…と数字が書いてありますが、
これはオリンピックの時だけで、通常は数字は書いてありません。
危険なので、普段は射つ人の前方で見ることはできません。
いつも見ているような、選手の真後ろで的を見るような視点からの映像もあると、
わたしのようなアーチェリーをしている人は喜ぶかもしれませんね。

わたしには、この映像がとても面白いのですが、
多分、ほとんどの人にはあまり面白くないというか、つまらないかもしれません。
アーチェリーは中継には向かない種目だなぁ…と思います。

わたしがやっているフィールド競技とは距離もルールも全く違い、
更にわたしは、あの弓とは違う種類の弓を使っています。
でも、男子の石津選手はフィールドの前全日本チャンピオンでもあり、
少しだけロンドンを身近に感じます。

この後の個人戦でも選手の皆さんの活躍をお祈りします!


肩当て無し

 2012-07-27
先日行っていたお仕事は、オーケストラが入っていました。

オーケストラピットの入り口に行き、オーケストラのマネージャーさんにチューニングをお願いしたり、
指揮者の方に出て頂くタイミングをお知らせしたり、というのを担当しました。
休憩後の演目が録音媒体によるものだったので、
それが終わってからオーケストラの方たちにピットに入ってもらいました。

わたしが居たピット入り口の下手側で、ヴァイオリンの方たちがスタンバイしています。
よく見ると、ヴァイオリンに肩当ての付いていない人が…。
おおっ、そうなんんだ…、と思いながら他の方のヴァイオリンを観察すると、
あと2名、肩当て無しのヴァイオリンを持っている人を見つけました。

リハーサルの時に、客席にいたボスや他のスタッフの人たちが、
「今回のオケは音が大きい」と言っていたのだけれど、それと関係あるのか?
舞台の袖で、ずっと片耳に無線のイヤホンをしているわたしには、あまり良く分かりませんでした。

肩当て無しといっても、何か薄いウレタンのようなのをゴムで止めていたり、
革か布のようなものをつけていたりと、それぞれに工夫がされていました。
忙しい本番の最中に、そんなことを観察しているわたしって…。
(いえ、観察したと言っても、ほんの数十秒くらいのことデス。)

お仕事初日の仕込みの最中に、頭の中でカイザー3番が鳴っていました。
しかも、音が取りにくい好きじゃない箇所が…(^^;。
わたしはそのくらい自分に沁みこまないと、弾けるようにならないんだな。

目の前のことに集中していても(している時ほど)、頭の中で音楽が流れていることが多いです。
フィールドアーチェリーの試合中も、ほとんどいつもこうなります。
カイザー4番が流れる日がやってくるのでしょうか?
まだ、サイレンにしか聴こえません…。


カイザー4番解禁

 2012-07-26
舞台のお仕事が終わって、昨日はお休み。
家のことだけやって、あとはボンヤリとしていました。(くたびれて、使いものになりません
録画した自分のヴァイオリンの練習を見たり、YouTube で他人が弾いているのを見たり…。

レッスンで見てもらっている時には、家での練習も夢中で余裕がないのだけど、
終わってから改めて見てみると、いつも言われていることが良く分かります。(遅いですが…)

スケールの大きな演奏をする。
音の最後まで弓を引っ張り続ける。
自分が弾くのを見ると、もっとそういうふうにやればいいのに…と思います(^^;。
音程が多少外れても、隣の弦を触っても、まず、大きな音で楽器を響かせて弾くこと。

久し振りにヴァイオリンを弾いたら、指に力が入りにくくなっています。
足だけでなく左手も少し動きが悪くなっていたのを、毎日ヴァイオリンを弾いて動かし続けていたのですが、
少し弾かなかったら、カイザー1番だけで痛くなってしまいます。
しかし!そこで終わりにしてはいけないのです!

少し休んでからカイザー2番を練習。そしてカイザー4番の練習を始めました。
舞台の仕事が終わったら手をつけようと思っていたので、解禁です。
「解禁」というと、待ちかねていたように聞こえますが、まったくそんな事はなく、
また苦手な読譜をやらなければいけないんだなぁ…と、ちょっと憂鬱。

これがまた、楽譜が音符で真っ黒に見えます。
同じパターンの繰り返し、自分がどこを弾いているのか分からなくなり、
半音上がったり戻ったり…、あれ、もとの音はなんだったけ?となり、
救急車かパトカーのサイレンのように聴こえるこの曲。
曲というよりは、指の運動のエクササイズのようで、あれ?リハビリには最適かもしれません。

ジャングル探検のようだった3番に比べると、分かりやすいような気がしますが、
♯や♭がたくさん登場するので、よ~く見ないといけません。
こういうのも曲って言うのかな…?きちんと弾けても嬉しくなるような曲ではないみたいです。


自我先生が大きな声で…

 2012-07-23
今、久し振りにわたしの中の自我先生の声が大きくなっています。

数日前から舞台のお仕事に行っています。
事情はいろいろあるにせよ、思うように動き回れない。
ならば頭を使って補えればよいのだけれど、そちらもなかなか至らなくて、
後から「ああしておくべきだった…」と思うことがたくさん。

自我先生がずっとわたしを責め続けています。
これが、なかなかしつこくて…。
以前とは違った働き方をしたいと思っていたけれど、同じ環境でそれをやることを難しく感じています。

「こんなわたしを許してください…」ボスに対して、いつもこう思っています。
そしてわたしの中の自我先生が、ボスの声で「それは自分を甘やかす言い訳だ」と言います。
「やればもっとできるはずなのに、やろうとしていないだけだ。」
ボスが許していないのではなく、わたし自身が自分を許していないことは百も承知です。
分かっていながら、こう思ってしまうのですよね。
ボスもいい迷惑です。

自分達のチームが他の人たちにどう思われるか、自分が人にどう思われるか。
自分の外側に意識が向いて、わたしがどう在りたいかを忘れてしまいます。

できない、至らないことで自分を責めるのではなく、
できることを楽しくさせてもらう、という働き方が理想です。


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