アマチュアオーケストラとの仕事

 2017-04-24
バレエの裏方の仕事で、アマチュアオーケストラがオーケストラピットに入る会がありました。アマチュアオーケストラというとわたしには年配の方たちが思い浮かんだのですが、こちらのオケは20代くらいの若い人たちばかり。

下見のためのリハーサルでオケ練の録音音源を聞いた時は「ややや…?」と思いましたが、それは練習だからですね。劇場のゲネプロでは若干「ややや…?」でしたが、本番はそれとは見違えるような演奏でした。前日までお仕事や別のことで忙しい方たちが集まってのことなのだから、そうだよなぁと思います。思い出して調子が出るまでに少し時間がかかるのですね。

自分のことを考えたら、バレエ3幕分の曲を全部弾くなんて考えられません!とっても尊敬してしまう。でもそれとは別に、普段何度も聞いて知っているバレエの曲は、プロのオーケストラとの違いも本当に良く分ります。どの楽器もそうなのだろうとは思いますが、弦楽器は難しいのだなぁと改めて感じました。聞いて分ることと自分が弾けることはぜんぜん違って、わたしは自分のヴァイオリンのことを考えたら決して言える状況ではないのですが。

裏方のわたしはステマネの方に、チューニングや指揮者に出ていただくタイミングをお知らせしたりするのですが、そのポジションはプロの方が担っており普段と同じで大丈夫でした。楽器の運搬やピット内のセッティングはその方たちがしていましたが、朝からオケのメンバーさんも来て一緒に作業をしていました。みんなチームワークも良さそうで、なんだかいいな~とチラ見していました(笑)。

いつも何を見ても聞いても「ではわたしはどうするの?」と思います。聞いて感じたことを自分のこととして(今のわたしはぜんぜんあそこまで到達していないし)、練習しようと思います。同じ音を出すなら堂々と弾いたら良いのです。遠慮っぽく聞こえることが多かったので。←本当にコレは自分に思うことと同じでした。



舞台のお仕事に行っています

 2013-12-22
舞台のお仕事真っ只中です。クリスマスが終わるまで続きます。
ここに何か書いては消し…を繰り返しています ^^;

一時すごく疲れてしまったけれど、それを過ぎたらまた持ち直して、
人にイラっとしたりムカっとしたりする場面も相変わらずあるけれど、
それもちょっと待てば過ぎて行きます。

昨日は絶望的にうまくいかないことがありました。
お客様はたくさん拍手をしてくれたけれど、
幕が降りた後の舞台裏の、あのシーンとした空気、
前にも感じたことがあったなぁ…と思いました。

誰かが怪我をしたというようなことではないけれど、かなり大きなミスでした。
自分の手の及ばないところで起こったことでも、裏方の失敗は自分の失敗と同じです。
それはそれとして受け止めながら、どこか違うところから眺めている自分も感じて、
不思議な気持ちがしています。
ああもしかしてというか、やっぱりわたしはここの人(?)ではないんだ…と思いました。
んん…、うまく表現できません。

でもここで、今のわたしができることをわたしなりにやることに変わりありません。
そういう自分に少し慣れてきました。
後しばらく頑張ります。



7月が終わります

 2013-07-31
7月が終わりますね。今月は中身が濃すぎでした。
昨日で夏のお仕事の前半戦が終わって、今日は身体が泥のよう…。

忙しかったけれど、自分の中の自我先生の攻撃をのらりくらりとかわして、
精神的にはそれほど疲れなかったみたい。
気持ちよく仕事ができたと思える日の方が多かったかもしれません。

「もう先頭に立つ人にはならない」と決めて舞台の仕事に戻ったのだけど、
今回、以前自分が受けていた仕事を「手伝う」という名目でやることに。
もう10年くらいやっていないことなのに、体に染み付いたことは忘れていませんでした。
タイトなスケジュールで1日中走り回っていたので、これを好きとか嫌いとか考える余裕は無く、
ただ当然のように自分がこなしていくのを疑うこともしませんでした。

「やってみたら前と変わらずできた。」
ただそれだけで、もうやりたくないとかまたやってみたいとか、自分では考えようと思わない。
ああ、そうか。こういうのが「天に丸投げモード」なんだなぁ…。

今月は全部バレエのお仕事でしたが、
ヴァイオリンの鈴木教本の2巻に出てきた「ミニヨンのガヴォット」(管弦楽)や「カノン」があって、
自分が弾いている時とはまた違う感想を持ちました。聴くのも面白い…。

明日はヴァイオリンのレッスンなので、今日は頑張って練習したけれど、
少し前からまた左手の調子がいまいちで、動きが悪い…?練習不足のせい…?
1年くらい前の不調と少し似ているけれど、ちょっと違っています。
うわ~ん、ダブルコンチェルトの1楽章が仕上げなのに、速いテンポで弾けません…。



舞台の仕事に行っています

 2013-05-03
舞台のお仕事に行っています。あと1日で終わりです。

休み無く3つの仕事が続いていて、前半は毎日早起きして遠くに通って疲れてしまい、
後半はボスと一緒の仕事で、また自我先生にやられています。

かつて全力で向かっていたこの仕事を、
今、その時とは全く違った気持ちでしていることに居心地悪さを感じています。
昔の自分とそれを知っている人達を裏切っているようにも感じます。(今に始まったことではないけれど)

以前と違うわたしでも構わないから、今できる仕事をしてくれればいいと言われる仕事は
余計なことを考えずに出来るのだけれど、
ボスの仕事に行くと、自我先生がボスの声でわたしを責め続けて、
わたしの中の別の自我がそれに抵抗する…という、とても無駄で疲れる戦いがわたしの中で始まります。

何度も再演をしている演目で、自分のチームで初心者はわたしだけということもあり
それがまたいろいろ余計なことを考えさせ、そのせいか、ゲネプロの時にミスをしてしまいました。
進行を止めてしまう程のことでは無かったのだけど、かなりへこみます。

が、「この世界を違った風に見よう!」という練習中だったことを思い出し、
ボスはわたしのことをたぶん「天然であまり物事を気にしない人」と思っているのだから、
「その通りの人になってしまえばいいんだよなぁ~」と思って、
もちろん反省して「済みませんでした」とあやまるけれど、これまでのように落ち込むのは止めました。

一度間違えれば本番は絶対にミスしないし、そのための対策もしたので、
過ぎてしまった嫌な感情を何度も思い出して味わい直すのは、止めることにしました。

ボスとの仕事は稀にしかないけれど、自分はこの状況を望んでいるのだろうか?と考えます。
何がどうとは説明できないのだけれど、
「自分の中の真実に嘘をついている」という言葉が思い浮かびます。

んん…、まったくわたしらしくないな…。
あと1日、明日はもう余計なことは何も考えないで、わたしらしく楽しくいられたらと思います。




「第9」のお仕事

 2012-12-28
2日間、今年最後の舞台の仕事に行っていました。

わたしには聖域のような、バレエやオペラでは日本で一番の(とわたしが思っている)劇場での仕事でした。
まだ正式に仕事を始める前の十代の終わりの頃、
バレエの公演のお手伝い(ほぼ足手まといでしたが)を数回させてもらったのもここ。
海外から来日するバレエやオペラの公演はこの劇場を使うことが多く、
舞台袖の天井や壁が、過去の公演ポスターやサインや寄せ書きで、更に埋め尽くされていました。

今回の舞台はベートーベンが主人公で、バレエ、オーケストラ、ソリスト(声楽家)、合唱、コロスが
一体となって「第9」を歌い上げるという壮大なスケールのもの。
指揮は飯守泰次郎さんでした。
指揮者モニターに映るお姿を見ていたら、まるで身体中から音楽が溢れ出してくるかのようでした。
わたしには、指揮者もダンサーも演奏家も、一流の方々は皆同じに感じられるのだなぁ…と思います。
音楽が溢れ出す…、そういう演奏がいつかわたしもできるようになりたい。
(いつになるかはわからないけれど…)

この演目に、仕事を辞める前にも関わったことがあったようでした。
下見に行かれず劇場に入ったのか、作品の中身をハッキリとは覚えていないのだけど、
開放的な舞台装置と、「歓喜の歌」を聴いた時に感じた「嬉しさ」の感情だけが残っていました。
今回下見に行って、それを思い出しました。

以前と違いヴァイオリンを弾くようになり、音楽に対する意識が変わってきたのか、
作品の素晴らしさが、わたしなりに分かるようになりました。
音楽だけでは表現できないもの、バレエとオーケストラでも表現できないものがあると感じます。
この作品では全部がある、そう思います。こう思えるようになった自分が嬉しいです。

合唱団、コロスの方たちはアマチュアのようですが、このコロスには踊りの場面がいくつかあり、
幅広い年齢層の方たちが、かなりの訓練を重ねてここまで出来るようになったのだろうと想像できました。
お一人ずつを見るといろいろありますが…、
全体の迫力、表現しようとしているものは充分に伝わります。
それができていれば、ひとりひとりがどうかなんて全く関係ないです。

それを見ていたら、なんだかヴァイオリンを弾く自分を重ねてしまって…。
わたしもいつか自分と同じような人たちと一緒に演奏してみたいな…と、なんとなく思いました。
まあ、まだまだ思うだけですが…。

さて、お仕事が終わったので今日からカイザー14番を始めることにします。


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