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わたしの仕事は

 2018-12-04
12月に入りくるみ割り人形のリハーサルに行くようになると「ああ、またその季節がやって来たなぁ」と年末モードになります(笑)。

少し間があきましたが、前の仕事が終わり、次の準備の合間に少しゆっくりできる時間もあって、身体も気持ちも元気が戻りました~。ヴァイオリンの練習も再開して、リハビリが終わったか?というところですが、また明日から劇場でしばらく弾けません。(弓の掃除をしたら…!また今度書きます。)

バレエの舞台には大勢の人が関わります。出演者が100名越えることもあり、裏側で働く人は50人くらいはいて、オーケストラピットにも50人くらい?今度はコーラスもいます。ホールは1200くらいのキャパで、まあ本当に大勢の人が同じ時間を共にするのです。

わたしの裏方の仕事は「これをやる」と決まっていること以外にも、他の人の仕事の隙間を埋めるような役割もあり、いろいろなことを気に掛けながらも、自分の性格から後ろへ後ろへ…と引いて、地味~にやる方向へ行くのですが(笑)、そういう大きな劇場で大勢の人の中で、自分の場所があることを嬉しく思います。

舞台自体は何も問題なく終わっても、自分が思うようにできなかったことや気が回らなかったことを後から悔やむことが多く、「わたしではなく別の人だったらもっと良かったのかも」と思うことがあります。でも、実際に手や身体を使ったり、言葉を発したこと以外に、自分がしている仕事の大きさを改めて教えてもらう機会があり、わたしがコンディション良く舞台の裏側で過ごすことは、自分にとってだけでなく、舞台全体にもとても大切なことなのだと分りました。

上手く言葉にできないし、すごく役に立っているようにはあまり見えないかもしれないし、何のことか誰にも分らないかもしれないけれど、そういえばこれまですーっと心の奥の方では知っていて、やっていたことです。裏方さんよりももっと後ろの方で、舞台を支える役割…かな。

本当の自分の仕事が良く分ったので、裏方さんとしての自分がいたらない事が多少あっても、もうこれまでのように自分を責めないようにします。いつだって良くやりたいと思っているのだから、それでいいです。明日からの仕事も、本当に上手くいくと良いと思っています。いつも心配はあるけれど、とても好きな演目です。


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八幡さま(鶴岡八幡宮)のかわいい鳩をトランシーバーに付けています♪



本番の朝に

 2018-07-03
舞台の裏方のお仕事は主にバレエの発表会です。以前はオーケストラが入るようなバレエ団の公演にも携わっていましたが、今はそちらはほんの時々で、バレエを勉強する子どもたちや大人の方たちの舞台がほとんどです。

週末2日続けての仕事の時には、土曜日に仕込み・舞台稽古、日曜日にゲネプロ・本番・バラシというスケジュールのことが多いです。日曜日の朝は子どもたちも早くから劇場に入ります。

この前の日曜日の朝、最寄り駅から劇場へ向かう途中、綺麗に頭を結った姉妹とお母さんが前を歩いていました。その嬉しそうな様子に「今日はこの子たちの大切な日なんだ。」と改めて思いました。

自分にとって舞台の仕事は日常的なことですが、そこで会う生徒さん達にとっては年に一度や二年に一度の発表会。そのために何ヶ月も前から練習して、決して安くは無い費用をかけて舞台に立つ日です。何か不手際や間違いがあってはならない。上手く踊れるかどうかはこちらが手出しできることではないけれど、なるべくそうできるように環境を整えてあげるのがわたしの大きな役目です。

嬉しそうな後ろ姿を見ながら歩いていたら、わたしにも発表会が特別な日だった子どもの頃を思い出しました。そんなことを思っていたらお母さんが振り返ってわたしに気がつき、挨拶してくれました。「おはようございます。今日はよろしくお願いします!」待ち合わせていたお友達とママと、別の入り口からホールへ入っていきました。

本番になり客席にお客さんが入ると、子どもたちの様子はゲネプロとは全く違います。まだ学校へ入る前の小さな子たちでもそうです。小さい子は客席に手を振ってしまったり、少し大きくなるとお客さんを意識して嬉しそうに、恥ずかしそうに、でも自分のやるべきことを忘れないようにと意識しているのが分ります。そうだなぁ。こうやって舞台に立つというのがどういうことか経験して学んでいくんだよね。

裏方のわたしは緊張感は持っていても緊張はぜず、まずまず平静。仕事を始めた頃からわりとそう。でもバレエの発表会に出ていた子どもの頃は、舞台の上でいつもと違うことを考えてボーっとしてやることを忘れたり、少し大きくなると緊張して自分の身体じゃないみたいに感じたり、どう考えても本番に強い人ではなかった。それでも舞台の上では良い意味で練習とは違う踊りができることもありました。

お客さんの前に立つというのはすごいことです。袖から意を決して出て行く瞬間の姿を見送りながらいつもそう思います。日常的に「本番」という時間に触れられているのは本当に貴重なこと。裏方であっても少し間があくと勘が鈍ります(笑)。


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駅に行く途中に咲く街路樹のムクゲ。夏の朝、疲れている時に元気をくれる花です。



アマチュアオーケストラとの仕事

 2017-04-24
バレエの裏方の仕事で、アマチュアオーケストラがオーケストラピットに入る会がありました。アマチュアオーケストラというとわたしには年配の方たちが思い浮かんだのですが、こちらのオケは20代くらいの若い人たちばかり。

下見のためのリハーサルでオケ練の録音音源を聞いた時は「ややや…?」と思いましたが、それは練習だからですね。劇場のゲネプロでは若干「ややや…?」でしたが、本番はそれとは見違えるような演奏でした。前日までお仕事や別のことで忙しい方たちが集まってのことなのだから、そうだよなぁと思います。思い出して調子が出るまでに少し時間がかかるのですね。

自分のことを考えたら、バレエ3幕分の曲を全部弾くなんて考えられません!とっても尊敬してしまう。でもそれとは別に、普段何度も聞いて知っているバレエの曲は、プロのオーケストラとの違いも本当に良く分ります。どの楽器もそうなのだろうとは思いますが、弦楽器は難しいのだなぁと改めて感じました。聞いて分ることと自分が弾けることはぜんぜん違って、わたしは自分のヴァイオリンのことを考えたら決して言える状況ではないのですが。

裏方のわたしはステマネの方に、チューニングや指揮者に出ていただくタイミングをお知らせしたりするのですが、そのポジションはプロの方が担っており普段と同じで大丈夫でした。楽器の運搬やピット内のセッティングはその方たちがしていましたが、朝からオケのメンバーさんも来て一緒に作業をしていました。みんなチームワークも良さそうで、なんだかいいな~とチラ見していました(笑)。

いつも何を見ても聞いても「ではわたしはどうするの?」と思います。聞いて感じたことを自分のこととして(今のわたしはぜんぜんあそこまで到達していないし)、練習しようと思います。同じ音を出すなら堂々と弾いたら良いのです。遠慮っぽく聞こえることが多かったので。←本当にコレは自分に思うことと同じでした。



舞台のお仕事に行っています

 2013-12-22
舞台のお仕事真っ只中です。クリスマスが終わるまで続きます。
ここに何か書いては消し…を繰り返しています ^^;

一時すごく疲れてしまったけれど、それを過ぎたらまた持ち直して、
人にイラっとしたりムカっとしたりする場面も相変わらずあるけれど、
それもちょっと待てば過ぎて行きます。

昨日は絶望的にうまくいかないことがありました。
お客様はたくさん拍手をしてくれたけれど、
幕が降りた後の舞台裏の、あのシーンとした空気、
前にも感じたことがあったなぁ…と思いました。

誰かが怪我をしたというようなことではないけれど、かなり大きなミスでした。
自分の手の及ばないところで起こったことでも、裏方の失敗は自分の失敗と同じです。
それはそれとして受け止めながら、どこか違うところから眺めている自分も感じて、
不思議な気持ちがしています。
ああもしかしてというか、やっぱりわたしはここの人(?)ではないんだ…と思いました。
んん…、うまく表現できません。

でもここで、今のわたしができることをわたしなりにやることに変わりありません。
そういう自分に少し慣れてきました。
後しばらく頑張ります。



7月が終わります

 2013-07-31
7月が終わりますね。今月は中身が濃すぎでした。
昨日で夏のお仕事の前半戦が終わって、今日は身体が泥のよう…。

忙しかったけれど、自分の中の自我先生の攻撃をのらりくらりとかわして、
精神的にはそれほど疲れなかったみたい。
気持ちよく仕事ができたと思える日の方が多かったかもしれません。

「もう先頭に立つ人にはならない」と決めて舞台の仕事に戻ったのだけど、
今回、以前自分が受けていた仕事を「手伝う」という名目でやることに。
もう10年くらいやっていないことなのに、体に染み付いたことは忘れていませんでした。
タイトなスケジュールで1日中走り回っていたので、これを好きとか嫌いとか考える余裕は無く、
ただ当然のように自分がこなしていくのを疑うこともしませんでした。

「やってみたら前と変わらずできた。」
ただそれだけで、もうやりたくないとかまたやってみたいとか、自分では考えようと思わない。
ああ、そうか。こういうのが「天に丸投げモード」なんだなぁ…。

今月は全部バレエのお仕事でしたが、
ヴァイオリンの鈴木教本の2巻に出てきた「ミニヨンのガヴォット」(管弦楽)や「カノン」があって、
自分が弾いている時とはまた違う感想を持ちました。聴くのも面白い…。

明日はヴァイオリンのレッスンなので、今日は頑張って練習したけれど、
少し前からまた左手の調子がいまいちで、動きが悪い…?練習不足のせい…?
1年くらい前の不調と少し似ているけれど、ちょっと違っています。
うわ~ん、ダブルコンチェルトの1楽章が仕上げなのに、速いテンポで弾けません…。



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