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前の弓を使ってみたら

 2019-02-22
昨日はヴァイオリンのレッスンでした。

先日の演奏がド緊張して思うようにできず、そんなご報告になってしまうことは残念です…。それ以上にクロイツェル41番の残り半分が、レッスン当日に家で練習したら、また変な緊張が蘇ったのか前の日までより全然上手くいきません。ちょっとしたことですぐできなくなってしまう…。

先生にそんなお話をしたら、緊張しても頭が真っ白になっても勝手に手が動いて弾けるようにしておくには、やはりたくさん練習するしか方法が無いとのこと。何度も人前で弾いて回数をこなしても「本番の魔物」というのはいて、でもそれが緊張の原因になったかと思えば、普段とは違う演奏が出来たりもする表裏一体のもので、必ずしも悪いものとは限らないそうです。

ピアノと一緒に弾いたらどのくらい自分の音が聴こえるのか、お客さんにはどの程度の力加減で弾いたらきちんと聴こえるものなのか、経験不足と練習不足で良く分らなかったことが焦って緊張してしまった一因でもあります。ああ、あまり考えないようにしていたのにまた思い出してしまった(苦笑)。

クロイツェル41番の後半、やっぱり上手く弾けないのですが、「もうひとつの弓で弾いたらどうなりますか?(^^)」と言われ、前から使っていた自分の別の弓で弾いたら、少しマシになりました。「重音の長い音を弾く時に敏感な良い弓を使うと、難易度が上がってしまいます(^^)」「自信喪失している場合はですね、ちょっと許容量の大きいものを使うというのもありです(^^)」

なるほどなぁ…と思います。こういうお話を伺うたびに、アーチェリーのカーボン製の矢とアルミ矢の違いを思い出します。アルミ矢は初心者でもまずまず扱いやすくそれほど技術の差が出ない。カーボンの矢は上級者が使えば気持ちよく当たるけれど敏感なためちょっとのことで大きく外れてしまいます。初心者には扱いきれません。

アーチェリーではカーボンの矢を使っていましたが、ヴァイオリンでは自分が今の弓をまだまだ使い切れていないことは承知しています。クロイツェル41番などは悲惨な状態になってしまう…。でも、ツィゴイネルワイゼンはこっちの弓のほうが弾き易い部分がたくさんあります。曲によって使い易さは変わります。「デリケートな表現をしたいという練習には、あきらかにこっち(今の弓)の方が良いと思います(^^)」

「面白いので…(^^)」といわれて、ヴィブラートの練習を、許容量の大きい前の弓と敏感な今の弓でしたところ、弓に応じて左手のヴィブラートのかけ方を無意識に変えていたようです。前の弓では左手をたくさん動かしていたのが、敏感な方の弓ではそうでもなかったそうで、そうなんだ…と自分でちょっと不思議ですが、弓の性能に反応して弾いていたことは嬉しいです。

いっぱい色々なことを教わって、頭がパンパンになりました(笑)。レッスンの前に家でクロイツェルを弾いたら悲惨な状態で、この前の演奏のこともあって、「わたしヴァイオリンだめかもしれない…」と、何がどうというのでなく意味不明に漠然とそういう思いに襲われたけれど、帰りに商店街を歩きながら、相棒くん(今のヴァイオリン)を買った時の嬉しさとか、今の弓が一瞬魔法の棒のように感じた時のことなどがフワァ~っと思い浮かんで、だめとか大丈夫とか、そんなことは考えなくてもいいのだ…と思えて来ました。



先生に教えてもらえば良い

 2019-02-08
昨日はヴァイオリンのレッスンでした。急に春のように暖かいのでダウンより少し薄めの上着で出かけました。

先回のレッスンは自分が「できない…」という気持ちのまま行ってしまって良くなかった。どうすれば良かったのだろう…?と思った時に出てきた答えは、「先生に教えてもらえばいいのだ」という、考えてみればごく普通のことでした。その後、そう思ったことを忘れてしまっていましたが(←わたしあるある、笑)、昨日のレッスンはそういう時間になりました。

肩当てやアゴ当て、楽器の構え方を見直しているとお伝えしてあり、不都合に感じていることは何か、顔の向きを変えたり肩当てを外して弾いたらどうなるか、楽器の高さや角度を変えたらどうかなど、ひとつずつチェックしていきました。分らなくなったら最初に戻り、肩当て無しで楽器のエンドピンを首に当てる、から始める。あとは自分でどんな感じがより良いのか検証できそうです。

来週演奏する「アヴェ・ヴェルム・コルプス」も、もう一度みていただいて、最終的な方針が分りました。「何か気になる部分や心配なことはありますか?(^^)」と、丁寧に聞いてくださいました。わたしが分りやすいように動きに例えたり、「イカが途中でスルメになってしまわないように(^^)」と言ってくださったり。最後に擦れてしまった音が、「でも張りのある音ですのでこれなら大丈夫です(^^)」と、表面的でない中身のある音で弾くということを教えてもらいました。

「今日はわたしも先生も嬉しく良かったと思えるようなレッスンであるように』と思って出かけました。それは、自分が良く弾けるかどうかということとは少し違う。もちろん良く出来た方が良いに決まってますが。先生がどうだったかは分らないけれど、わたしは意図していたような嬉しい気持ちで帰ってくることができました。

勝手に少し心配に思っていたことがあって、こうして先生のところへレッスンに行くこと、ヴァイオリンが弾けること、そのほかの日常の当たり前に思っていることが、後からこれを遠い夢のように感じる日がくるのだろうな…と改めて思いました。実際にこれまで過ぎたいろいろなことは、遠い夢の出来事のように思えます。

毎日新しいわたしに生まれ変わりたいと思っていながら、今の毎日がずーっと続いたら良いなと思っているところもある。でも良くも悪くもずーっと続くことはないのです。いつも心を開いてその場や時間をちゃんと味わって、感謝や喜びを後回しにしないで伝えて、出し惜しみしないで、たくさん頑張って、たくさんサボって(笑)、過ごしていきたいです。



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赤いバラ、2週間過ぎても綺麗です。



余裕とか彩りとか

 2019-01-24
今日はヴァイオリンのレッスンでした。

最近、忙しくないこともあり自分の気持ちに向き合ったりして、なんだかなぁ…という時間を過ごしていますが、ヴァイオリンの練習だけはしなくては!と思って。来月の演奏もあるし、レッスンの課題もあるし。

でも、たくさん練習するとどうやら手や腕が疲労して、かえって動かしにくくなってしまうようです。たくさんと言っても、現状のわたしにとってということで、一般的な「たくさん」よりはるかに少ないと思います。やらないと動きが悪くなってしまうし、少しやり過ぎると動かないなんて、加減が難しい。

それに気が付いたのは今日のレッスンが終わってから。レッスン前に家で練習しながら「できない、できない!」とやっていて、練習してもできるようにならないなんて…と悲観的な気持ちになったまま先生のところへ。自分を否定的に思っていては音楽にならないです。そういえば普段の家での練習も、ツィゴイネルワイゼンの速いところやクロイツェル41番は、音楽を忘れて手の訓練のようになっているな…。

帰り道、「やってもやってもできないことに、こんなに時間と心を使っていて、何になるのだろう…。わたし、これでいいんだろうか…。」と珍しくそんなことを思いました。でもすぐに、他のことだって何だって、結局はみんな同列で、やりたいとかやると決めているからやるのだ、という考えが浮かびました。早い…(笑)、でも頭で思うことに気持ちが同意するには少し時間差があります。

何にしても、もう少し気持ちや考え方に余裕とか遊びとか彩りとか、なんかこう、そういうものがあるといい。いちいち深刻な気持ちになったって、それで上手くいくわけじゃないしむしろ逆効果です。いい大人なんだから、もうちょっとそういうふうにしたらいいのに。

先生は「いつになったら出来るようになるんだ!」なんてことは決して言いません。なんだかなぁ、何とかならんかなぁ…とは思っているかもしれませんが。わたしもそう思います。

昨日、ようやく赤いバラを買って、花瓶に入れました。もともと決めていたからか、買うのに何のためらいもなく(笑)、花瓶に良く似合って当然のように存在しています。わたしは花に同化するよりも「綺麗ね~。ありがとう。」と落ち着いた気持ちで眺めています。


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良い音を追求するのは面白いです

 2019-01-10
今日はヴァイオリンのレッスンの日。寒いのに手袋を忘れてしまい、ポケットに手を入れるしかない(笑)。

改めて駒の調整をしてもらった相棒くん、「んん、前よりも良くなっています(^^)。」と言ってもらえました。が、チューニングする度にほんの少しですが駒は動くし、弓の張り加減もその日によって状態が違います。いろいろ良くなってくると、楽器も弓もそういうことに敏感に反応するようになるので「凄く良い!」と「あれれ…?」の差が極端になります。性能が発揮できるようになるということは、使いこなすためのコツも必要になり、弾く側も性能がアップしないといけません。

買った当初の音と似ているかという点では、もう、持ち主本人(わたし)は妄想世界の人になっていて良くわからなくなっていて、先生の方がその音を覚えているようです。また新しいことを教えてくださり、実際に試してまた少し音が変わり、弓も扱いやすくなりました!何をやっても音は変わります。嬉しくなったり、何が何だか分らなくなったり、それはもう大変ですが、そこがまた楽しいところでもありますね。

来月に1曲だけですが演奏する機会があります。「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を弾くことにしました。今日はそれを見ていただきました。いつか弾いてみたい!と思っていましたが、ヴァイオリンひとりで弾いてもあの曲の良さが伝わりません。今回はピアノと一緒なのでやってみることにしました。

家で練習していても、どうもショボショボした感じで心配になります。今日、先生が出す音を聴いたら「ああ~、そういう音で弾きたい~。」と思いました。漠然と「こんな雰囲気」というイメージはあっても、実際に自分のヴァイオリンからハッキリとした「これ!」という音が出てきていませんでした。

シンプルな曲を良い音で弾きたい。それには相棒くんと弓とわたし、全部が上手くかみ合わないと出来ません。かなり難しいことだけれど、わたしがやりたいのはそういうこと。「もっと裏声でできますか?(^^)」そう言われて、いつのまにか自分でも少しそういう音が出せるようになっていました。



相棒くんとの関係をやり直し

 2018-12-27
今日は今年最後のヴァイオリンのレッスンでした。

調整が終わった相棒くんときれいに整備してもらった弓、良いには違いないのですが、いろいろと勝手が違うので大変です。練習を始めても何度も何度もボウイングの練習をしていて、なかなか他のことに進みません(笑)。上手く良い音が出る加減がなかなか難しい…。仕事で数日弾けなかったら、さらに何だか上手くいきません。クロイツェル41番も振り出しに戻ってしまって、やり直しの感が。

先生には調整のご報告をしてあったので、様子を見てくださいました。一度にいろいろな変化があったのでそれに合わせて弾き方を変える必要があり、どんな加減が良いのかを少しずつ試していきます。「こうやってみては(^^)」と言われた事がすぐにできてはいませんが、なんとなく今の状況に合わせた弾き方や使い勝手が分りました。

よく響く楽器は弓に力をかけて擦らなくてもよく、軽い圧力の弓で加速しながら音を出すのが良いようです。浮いて滑ってしまう弓ではなく、弦の響きを止めてしまう押さえた弓でもなく、なかなかその加減が難しい…。でも!先生の新しい軽い弓をお借りして弾いたら自然に音が出ます!また嬉しい気持ちになってしまった(笑)。嬉しい気持ちも含めて、それを自分の弓でできるようにしなきゃ。

調整された相棒くんはとても明るく良く響く音になりました。それはわたしが願っていたことなのですが、その音にちょっと戸惑っていることに気が付きました。いつもそうなのですが、先生はわたしがそう感じているのを本人が自覚する前に察知します。そうなんですよね、何というのが良いのか、相棒くんに置いていかれた感じがして、ちょっと寂しいような…。

ツィゴイネルワイゼンの好きな部分を弾くと、ちょっと、これまでのようにわたしの気持ちを分かってくれない…というのかな。おかしな表現だけれど、そういう感じです。ああ、でも先生の弓で弾いた時にはそうでもなかったな…。何なのだろうなぁ。そういえば、家で他の部分を弾いた時には、今までよりも雄弁に唄ってくれると感じたりもしました。んん~。

今年最後のレッスンでしたが、そんなこんなでいつもと違う内容になりました。良い音と魅力的な音は何が違うのか?とか、わたしは不健全な音の方が好きなのか?とか、いろいろ思ってしまい先生とお話しして、弾き方の方針も分かって良かったです。

これでお正月はゆっくり相棒くんとの関係を深められると思います。



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